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電子機器の開発/保守を支える物流のプロ、 在庫12万点と即日発送を維持する決め手とは?:ビジネスニュース サプライチェーン(4/5 ページ)
電子部品のカタログ販売を行うRSコンポーネンツ。12万点の在庫を抱えながら、受注の翌日には部品を届けるというシステムを確立している。そのシステムを維持する秘訣は? 神奈川県にある同社の倉庫で、受注から発送までの流れを追った。皆さんが注文した部品が配送業者の手に渡るまでを、数多くの写真でリポートする。
画像17 洗濯ばさみで、ビンボックスの“空き状況”を示す。挟んであれば、そのボックスには、部品のロケーションが割り当てられていないということになる。空いたボックスに部品のロケーションを割り当てる場合は、品番とロケーション番号を正しくひも付けし、データベースに登録する。誤出荷を防ぐためには、まずこの登録を正しく行わなければならない。
「やはり人の手が一番」
倉庫を取材して非常に印象的だったのが、作業の多くを人の手で行っている、という点だ。RSコンポーネンツの担当者は、「ベルトコンベヤーやバーコードリーダーの導入などを検討したこともあるが、スピードを実現するなら、やはり人の手が一番だ。改善を図る際に柔軟に対応できるし、何より、現場の作業効率を改善しようとする意識が高くなる」と強調する。実際、写真で幾つか紹介したように、仕事をやりやすくする工夫を随所に見ることができた。何もかもを自動化/機械化するのではなく、現場で働く人間が手と頭を使い、創意工夫を重ねていることが、RSコンポーネンツの事業を支えている。
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