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電子機器の開発/保守を支える物流のプロ、 在庫12万点と即日発送を維持する決め手とは?ビジネスニュース サプライチェーン(4/5 ページ)

電子部品のカタログ販売を行うRSコンポーネンツ。12万点の在庫を抱えながら、受注の翌日には部品を届けるというシステムを確立している。そのシステムを維持する秘訣は? 神奈川県にある同社の倉庫で、受注から発送までの流れを追った。皆さんが注文した部品が配送業者の手に渡るまでを、数多くの写真でリポートする。

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画像13 リールを巻き取る
画像13 リールで出荷するものは、このような機械を使って必要な個数を巻き取る。部品の個数は機械でカウントする。手動ではなく、自動で巻き取る機械もある。
画像14 リール用の棚
画像14 リールは、1つ1つファイルに入れて保管している。このようにファイルに入れておけば、リールを縦にして保管できるし、出し入れもしやすい。
画像15 部品をカット
画像15 部品1個から発送できるよう、リールからテープを引き出して部品を切り取っている。
画像16 手作りのメジャー
画像16 こちらは、作業担当者の手作りの“メジャー”。10、25、100などの数字は部品の個数を表している。このメジャーに合わせてテープを切れば、わざわざ数える必要がない。
画像17 ビンボックスの空き状況
画像17 洗濯ばさみで、ビンボックスの“空き状況”を示す。挟んであれば、そのボックスには、部品のロケーションが割り当てられていないということになる。空いたボックスに部品のロケーションを割り当てる場合は、品番とロケーション番号を正しくひも付けし、データベースに登録する。誤出荷を防ぐためには、まずこの登録を正しく行わなければならない。
画像18 品質管理
画像18 倉庫には、RSコンポーネンツの品質管理の担当者が4名常駐している。特定の顧客に発送する部品の検品や、顧客対応を行う。

「やはり人の手が一番」

 倉庫を取材して非常に印象的だったのが、作業の多くを人の手で行っている、という点だ。RSコンポーネンツの担当者は、「ベルトコンベヤーやバーコードリーダーの導入などを検討したこともあるが、スピードを実現するなら、やはり人の手が一番だ。改善を図る際に柔軟に対応できるし、何より、現場の作業効率を改善しようとする意識が高くなる」と強調する。実際、写真で幾つか紹介したように、仕事をやりやすくする工夫を随所に見ることができた。何もかもを自動化/機械化するのではなく、現場で働く人間が手と頭を使い、創意工夫を重ねていることが、RSコンポーネンツの事業を支えている。

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