ASUS、2012年のタブレットPCのロードマップを発表:ビジネスニュース 企業動向
CES 2012の開幕に先立って台北で開催した報道機関向けイベントで発表した。ARMベースのWindows 8タブレットを年末までに発売する予定だという。Androidタブレット事業の増強についても言及した。
台湾のASUSTeK Computerは2012年1月7日、「International CES 2012」の開幕に先立って台北市で報道機関向けイベントを開催し、同社の2012年のタブレットPCに関するロードマップを発表した。
同社のバイスプレジデント兼Eeeビジネス部門担当ゼネラルマネジャーのSamson Hu氏は、ARMベースのWindows 8タブレットをCES 2012で披露することを明かした。2012年末までに発売する予定だという。
さらにASUSTeKは、NVIDIAのクアッドコアプロセッサ「Tegra 3」を搭載したタブレット「Transformer Prime」の3G対応版についても発表した。高性能GPSモジュールを搭載し、2012年3月半ばに発売する計画である。Transformer Primeとして最初に市場投入した既存モデルは、GPSの性能の低さが不評だった。
加えて同社は、7インチ型タブレット「Asus Memo」の他、10インチ型の高解像度パネルを備えたタブレットも発表する予定だとしている。しかし、これが完全に新型の機種になるのか、または単にTransformer Primeの高速版という位置付けの機種になるのかは明らかにされていない。同社は両機種についても、CES 2012で披露する予定だという。
同社はこの他にも、2012年後半に2種類の10インチ型タブレットを発表する予定だと発表しているが、詳細は明らかにしなかった。
同社は、2012年におけるタブレットの販売台数を約600万台と見込んでいる。また、Android搭載タブレット事業の増強に向け、同事業部門の従業員を100人追加して400人体制に拡充した。さらに、Windows 8タブレットの開発には、合計150人の開発者とエンジニアを投入しているという。
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