“舌インタフェース”やDRAM積層128コアARMプロセッサなど、デモに注目:ISSCC 2012 フォトギャラリー(2/3 ページ)
世界中から半導体回路の最新成果が集結するISSCC。採択論文を口頭発表する一般公演に加えて、「デモセッション」も参加者の関心が高いイベントだ。採択論文の中から、実チップを使ったデモが可能な論文を選定し、発表者が会場でそのデモを披露するという企画である。その様子を、数多くの写真でリポートする。
SSDの低エラー化と長寿命化を両立
東京大学の博士課程に所属する田中丸 周平氏は、SSD(Solid State Drive)のエラー率を76%削減しつつ寿命を10倍に延ばす技術を披露した(論文番号25.2)(関連記事)。
32ビットプロセッサを0.3Vで動かす
独University of Paderbornおよび独Bielefeld Universityの研究者らは、32ビットRISCプロセッサを0.325V(325mV)と低い電圧で動作させ、処理を実行して見せた(論文番号28.4)。
702pビデオでリアルタイム動体認識を実演
韓国のKorea Advanced Institute of Science and Technology(KAIST)は、720pのビデオを使って、リアルタイム動体認識システムのデモを実演した(論文番号12.4)。
Samsungがクアッドコア と3Dイメージングの取り組みを披露
Samsung Electronicsの研究開発機関であるSamsung Advanced Institute of Technologyに所属する研究者のSeong-Jin Kim氏は、2次元と3次元の画像を取り込むことができ、画像とともに奥行きの情報を取得できるイメージプロセッサの試作品を展示した(論文番号22.9)。
Samsung ElectronicsでSoCのプリンシプルエンジニアを務めるSe-Hyun Yang氏は、同社初のクアッドコア となるアプリケーションプロセッサ「Exynos」を紹介した。これは、同社が32nm世代の高誘電率膜/金属ゲート(HKMG:High-k/Metal Gate)プロセスを適用した初のモバイル向けチップである(論文番号12.1)。
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