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半導体の用途別シェアに変化、タブレットが急拡大し携帯/PCに次ぐ規模へビジネスニュース アナリストリポート

タブレット向け半導体の売り上げがここ数年間で急激に増加しており、半導体の用途別市場シェアに地殻変動を引き起こしている。市場調査会社の予測によれば、2014年にはタブレット向けの市場シェアが、携帯電話機向けとモバイルPC向け、デスクトップPC向けに次ぐ第4位に躍進するという。

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 半導体の用途ごとの市場規模に変化が起きている。タブレットPC向け半導体の成長が著しく、2014年には世界の半導体の用途別シェアで第4位につける規模に達する見込みだ。市場調査会社である米国のIHS iSuppliが予測を発表した。

 タブレット向け半導体の市場は、わずか4年前まではほぼゼロに近い規模だったが、短い期間で急速に成長しており、携帯電話機向け半導体やPC向け半導体に肩を並べるレベルに拡大する見込みだ。iSuppliによると、タブレット向け半導体の具体的な市場規模は、Appleが初代の「iPad」を発表した2010年には26億米ドル程度だったが、飛躍的に伸びており、2014年には182億米ドルに達するとみられる。

 2014年の時点でタブレット向け半導体を上回るシェアを確保する用途は、携帯電話機向け、モバイルPC向け、デスクトップPC向けの3つだけになる見通しだ。

 IHS iSuppliでエレクトロニクス&半導体部門の責任者を務めるDale Ford氏は、発表資料の中で、「タブレット向け半導体の市場は当初、取るに足りない規模しかなかったが、すさまじい勢いで成長を遂げ、トップレベルの規模となった。このような成長の速さは、世界の半導体市場の歴史を振り返っても前例が無い。世界の半導体業界は、タブレットのこの目覚しい躍進によって大きな影響を受けることになるだろう。現に半導体業界は、タブレット向け市場の急激な成長や規模の大きさに対応すべく、業界再編に取り組んでいる」と述べている。

 また同氏は、「タブレット向け半導体の主要サプライヤーとして頭角を現すことができる企業は、わずかな数に限られるだろう。しかし、タブレット向けでは他にも数多くの部品の市場が立ち上がっており、さまざまな分野のサプライヤーにとって非常に魅力的な市場機会が提供されることになる」と付け加えた。

 IHS iSuppliによると、タブレット向け半導体は、2010年における半導体の用途別市場シェアでは第35位にすぎなかったが、2011年には第8位まで規模を拡大した。さらに、2012年には第5位に、2014年には第4位に順位を上げ、2015年も第4位の座を維持する見込みだという。

 また携帯電話機向け半導体の市場規模は、2012年にモバイルPC向け半導体の市場規模を初めて上回り、用途別としては最大のシェアを獲得する見込みだ。

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