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マルチコアOSの先進機能を余さず見せるイーソル、信頼性/品質にも提案ありESEC2012 開催直前情報!!

T-KernelベースのリアルタイムOS「eT-Kernel」を手掛けるイーソルはESEC 2012で、リアルタイムOS、ソフトウェアプラットフォーム、車載ソリューションを3本柱として数多くのデモや採用事例を見せる。新たなマルチコアCPUサポートなど、未発表の新製品を使ったデモも用意しているという。

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 2012年5月9〜11日の3日間、組み込みシステム開発に必要なハードウェア/ソフトウェア/コンポーネントから開発環境までが一堂に集結する「第15回 組込みシステム開発技術展(以下、ESEC2012)」が開催される。

 ESEC2012の開催に先立ち、アイティメディアが運営するエレクトロニクス系3メディア、@IT MONOistEE Times JapanEDN JapanではESECの特設ページを設け、各編集部が厳選した注目企業の見どころ情報や新製品リリース、速報、イベントリポートなどを多数紹介していく。

 今回紹介するのは、T-Kernelを拡張・改良したリアルタイムOS「eT-Kernel」を手掛けるイーソルの出展内容だ。ESEC2012、来場前の情報収集に役立ててほしい。

>>3メディア合同「ESEC2012特集」

リアルタイムOS、ソフトウェアプラットフォーム、車載ソリューションを3本柱で展示

 イーソルは今回、eT-Kernelをコアとするソフトウェアプラットフォーム「eCROS」と、車載ソフトウェア開発向け製品を中心に、複合的なソリューションを紹介する。多彩なデモを実演する他、採用事例も展示する予定だ。車載機器に加え、FA・産業機器、医療機器、コンシューマ向け機器まで幅広くカバーするデモを15以上も用意するという。

3つの注目ポイント

  • リアルタイムOS「eT-Kernel」の先進技術
  • x86を含む新CPU対応リアルタイムOSベースのソフトウェアプラットフォーム「eCROS」
  • 車載ソフトウェアソリューション

 こうしたデモの中には、未発表の新製品も含まれている。「T-KernelベースソフトウェアプラットフォームであるeCROSのx86アーキテクチャサポートに加え、近日発表予定の新マルチコアCPUサポートのデモ展示を行う予定です。また車載ソフトウェアソリューションでは、AUTOSARメソドロジ支援ツール『eSOL ECUSAR』に加え、間もなく発表予定の車載ECUソフトウェア開発向けの新製品のデモも行います」(同社)。

 さらに、2011年11月に開催された「組込み総合技術展 Embedded Technology 2011」(参考リンク:ET2011特集サイト)で反響が大きかったデモを、今回のESEC2012でも展示する。具体的には、同社のリアルタイムOSであるeT-Kernelが備える先進機能を紹介するデモだ。「eT-Kernelは、リアルタイム性、信頼性、高速起動といったリアルタイムOS本来の優れた基本性能を持つ上に、マルチコアプロセッサ上で対称型マルチプロセッシング(SMP)と非対称型マルチプロセッシング(AMP)のプログラムを混在させられる『ブレンドスケジューリング』技術や、時間保護技術、メモリ保護技術といった先進機能を実装しています」(同社)。

 同社はマルチコアプロセッサ技術について、「組み込み機器の分野でも数年前から注目されていましたが、既に実用段階に入っており、さらに注目度が高まっているようです」とみる。「ブレンドスケジューリング技術を搭載した当社のマルチコア対応リアルタイムOS『eT-Kernel Multi-Core Edition』を活用すれば、シングルコア向けのソフトウェア資産や開発ノウハウを使いながら、マルチコアの性能を最大限に引き出すことができ、シングルコアからのスムーズな移行が可能になります」(同社)。

図1
マルチコア対応リアルタイムOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」を使ったシステムのアーキテクチャ図 (クリックで画像を拡大)

 さらに同社は、組み込みソフトウェア開発のもう1つのトレンドとして、「機能安全に代表されるように、ソフトウェアの信頼性、品質への関心が従来以上に高まっています」と指摘する。そこで同社は、2011年に発表したリアルタイムOSの時間保護技術「eT-Kernel Temporal Partitioning」とメモリ保護技術「eT-Kernel Mutli-Core Edition Memory Partitioning」を提供することで、「組み込みソフトウェアの信頼性と品質確保を強力に支援します」と意気込む。

図2
時間保護技術「eT-kernel Temporal Partitioning」のイメージ図 (クリックで画像を拡大)

 また、車載制御ソフトウェア開発でAUTOSAR対応の要求が高まっていることを受け、AUTOSARメソドロジ支援ツール「eSOL ECUSAR」をはじめとする車載制御ソフトウェア開発向け製品や、ユーザー個々の要望に応えるプロフェッショナルサービスを提供する。

 なおESEC2012では、ブース展示に加えて、会期2日目の5月10日(木)午前9:30より、専門セミナー【ES-12】「組込み機器のサービスプラットフォーム化技術」セッションで、執行役員技術本部長の権藤正樹氏が「サービスインフラとしての組込み機器に求められる技術」と題して講演する。


第15回 組込みシステム開発技術展(ESEC2012)

会期 2012年5月9日(水)〜11日(金)
時間 10:00〜18:00(11日(金)のみ17:00終了)
会場 東京ビッグサイト
イーソル ブースNo.:西6-14


第15回 組込みシステム開発技術展 ESEC2012特集

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