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「NANDフラッシュは順調」、Spansionが業績を発表ビジネスニュース 企業動向(1/2 ページ)

Spansionが2012年第3四半期の業績を発表した。2009年に米国連邦倒産法の適用を申請した同社だが、2010年には脱却を果たしている。以降、堅調に成長を続けているようだ。

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 NOR型フラッシュメモリの大手ベンダーであるSpansionでCEO(最高経営責任者)を務めるJohn Kispert氏は2012年10月、「当社は、組み込み市場や民生機器市場が成長している中、フラッシュメモリのポートフォリオを拡充することにより、今後数カ月間にわたって堅調に事業を拡大できるとみている。しかし、政治情勢の変化などによって世界経済が不安定な状況に陥っていることから、業界の成長は鈍化するとみられる」との展望を明らかにした。


SpansionのJohn Kispert氏

 Kispert氏は、「現在、当社の製品は順調に普及している。今後は製品ラインを拡充することによって、新しい市場に参入していきたい」と述べる。同氏によると、2012年第3四半期におけるSpansionの売上高は2億3970万米ドル、純利益は500万米ドルだったという。これらの数字は、同社が2012年第2四半期に発表していた財務見通しの範囲内に収まっている。同社は、2009年に米国連邦倒産法(チャプター11)の適用を申請し、経営再建に取り組んできた。その結果、2010年に同法の適用から脱却を果たしている(関連ニュース)。こうした困難な時期を乗り越え、2012年第3四半期における堅調な成長を実現するに至った。

 Spansionが獲得したデザインウィンは、2011年第2四半期には458件だったが、2012年第3四半期には520件に達したという。

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