リニアテクノロジー、無線センサーネットワーク製品群を国内で販売開始:ビジネスニュース 企業動向
米国の大手アナログ半導体メーカーLinear Technologyは、新たな製品ラインである無線センサーネットワーク用LSIの販売を日本国内で開始した。併せて、このLSIを搭載するモジュール品も発売した。
米国の大手アナログ半導体メーカーLinear Technologyは、新たな製品ラインである無線センサーネットワーク用LSIの販売を日本国内で開始した。併せて、このLSIを搭載するモジュール品も発売した。日本法人であるリニアテクノロジーが2013年2月7日に発表した。
Linear Technologyは、2011年12月に同LSIを手掛ける半導体メーカーDust Networksを買収している。その後の2012年10月には、高い信頼性と耐障害性を確保しつつ消費電力を低く抑えた新製品「LTC5800」を発表しており、2013年第1四半期に量産出荷を開始する予定だと説明していた。Dust Networksが旧来から手掛けていたメッシュ型無線ネットワーク技術「SmartMesh」に基づく製品である(同製品の特長をまとめた参考記事)。これが今回、日本国内で販売を始めた無線センサーネットワーク用LSIだ。
リニアテクノロジーが2013年2月7日に東京都内で開催した発表会には、Linear TechnologyのDust Netwoks製品グループでプレジデントを務めるジョイ・ワイス氏が登壇し、「当社は、無線センサーネットワークの完全なシステムを構築する製品ラインアップを取りそろえている。具体的には、Dust Netwoksが提供する無線センサーネットワーク用LSIに加えて、Linear Technologyが旧来から得意とするシグナルコンディショニングやA-D変換器などのアナログIC、そして電力変換や環境発電(エネルギーハーベスティング)向けの電源ICを組み合わせて提供することが可能だ」と述べた。
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