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PC出荷台数の減少傾向止まらず、タブレットは大幅成長ビジネスニュース 業界動向(2/2 ページ)

PC、タブレット端末、携帯電話機の総出荷台数は、今後も大きく伸びると予測されている。ただし、その内訳を見ると、PCは減少傾向にあり、反対にタブレット端末と携帯電話機は大幅な成長が見込まれている。

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一時的な傾向ではない

 Milanesi氏は、「2013年のPCの売り上げは減少すると予想されている。これは、経済の低迷による一時的な傾向ではなく、ユーザーの行動の長期的な変化を反映した結果だ」と述べる。

 Gartnerは、「小型ノートPC(ウルトラモバイル)の成長によって、PCの売り上げの減少はある程度相殺される」と予想している。同社は、「従来型のPCと小型ノートPCの2013年の合計出荷台数は、前年と比べて3.5%の減少にとどまる見通し」だとみている。

 タブレット端末についてGartnerは、「2013年の世界出荷台数は、2012年から70%増となる1億9700万台に達する」と予測する。

 Gartnerでリサーチディレクタを務めるRanjit Atwal氏は、「価格の低さや多様なフォームファクタ、クラウドアップデート機能、魅力的なアプリケーションなどにけん引され、タブレット端末市場の拡大は今後も続く」と指摘している。

スマホも低価格化が進行

 スマートフォンもタブレット端末と同様に、新興市場での普及によって低価格化が進むだろう。Gartnerによれば、2013年における携帯端末の総出荷数は18億7500万台に上ると予想されているが、そのうち10億台はスマートフォンが占めるとみられている。2012年の6億7500万台から、さらに成長する見込みだ。

 GartnerのMilanesi氏は、「スマートフォンやタブレット端末の普及には、単なる“ハードウェアの置き換え”以上の意味がある。アプリ(アプリケーション)やパーソナルクラウドの利用によって、ソフトウェアやチップセットにも影響を与えるだろう」と述べた。

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2012年から2017年における携帯端末の出荷台数(OS別、単位は千台) 出典:Gartner (クリックで拡大)

【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】

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