Google Glassは注目の的、Chromebookやグランドキャニオン帰りのStreet View用カメラもお披露目:「Google I/O」フォトギャラリー(2/4 ページ)
2013年5月15日から3日間、米国でGoogleの開発者向けイベント「Google I/O」が開催された。Androidそのものに関する情報こそ少なかったが、「Chromebook Pixel」の展示や、「Google Glass」開発者のトークセッションなど、参加者の興味を引いたものは多かったようだ。
印象的だったChromebookの展示
Chromebookは現時点では市場の注目をそれほど集めてはいないが、Googleは同製品を大きく扱っていた。Chromebookを円形に配置し、来場者がタッチスクリーンをスワイプするとハープのような音色を奏でるという、印象的な展示だった。
Chromebookは米国の1000校の学校に導入されているが、Googleは具体的な出荷台数については明らかにしていない。
Chromebook Pixelの中身
Googleは、Chromebook Pixelを分解し、その中身も展示した。Chromebook Pixelは、Intelのプロセッサ「Core i5」(デュアルコア版、動作周波数1.8GHz)、解像度が2560×1700ピクセルの12.85インチディスプレイ、32Gバイトまたは64GバイトのSSDを搭載している。
やはりGoogle Glassは注目の的
超満員となったGoogle I/O会場では、Google Glassの開発チームの主要メンバー4人への質疑応答が行われた。既に約2000人の開発者が、Google Glassのプロトタイプを購入している。このプロトタイプを購入すれば、Google Glass用アプリ開発に必要な「Mirror API」を入手できるのだ。Googleによれば、あと8000人がプロトタイプを購入する予定だという。
開発チームは、Google Glassについて設計の詳細は明らかにしなかった。ただし、Android 4.0(開発コード名:Ice Cream Sandwich)をベースとしていることや、マイクロUSBポートを備えていること、640×360ピクセルと同等の解像度の画像を6フィート(1.8m)前方に投影することは、明らかにしている。
もちろん、ヘッドアップディスプレイの開発を手掛けているのはGoogleだけではない。Androidエリアにブースを構えるRecon Instrumentsは、フィットネス愛好者向けのスノーゴーグルタイプのヘッドアップディスプレイを展示していた。同製品はAndroid 2.3(開発コード名:Gingerbread)ベースだが、2013年末にはAndroid 4.1(開発コード名:Jelly Bean)ベースの製品をリリースする予定だという。
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