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パナソニックの救世主は何か(前編)フォトギャラリー(2/4 ページ)

社長交代から1年。新しいトップの下、再建に取り組むパナソニックは、より幅広い事業を展開する方向にかじを切っている。対象は、太陽光発電から自動車、航空電子機器、ネットワークコンテンツまでさまざまだ。パナソニックの救世主となる事業は、どれなのだろうか。

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高い評価を受けるハイエンドミラーレス一眼

 パナソニックのデジタルカメラ「LUMIX」は、同社の民生機器の中でも、専門家からの評価が高いものの1つだ。

 技術コンサルティングなどを手掛けるSierra Mediaの創業者兼社長であるBrian Dipert氏は、「現在、デジタルカメラ市場は、高性能のカメラや動画撮影機能を搭載したスマートフォンやタブレット端末に押され気味だ。しかし、パナソニックは、このような状況下でもある程度の競争力を維持して健闘している、数少ないメーカーの1つだといえる。私もパナソニックのデジタルカメラ『DMC-LS75』『DMC-LS80』『DMC-ZS10』を使用してきた(それ以前は、Eastman Kodakのカメラを数機種使っていた)。DMC-ZS10は、現在も愛用している。これら3機種の品質には満足している」と語っている。

 下の画像は、パナソニックのミラーレス一眼デジタルカメラ「LUMIX GH3」である。

 パナソニックによると、過酷な環境下での使用にも十分耐えられるカメラだという。欧州や米国では、デジタル一眼レフカメラは「DSLR(Digital Single-Lens Reflex)」、ミラーレスカメラは「CSC(Compact System Camera)」と呼ばれている。パナソニックは、自社のミラーレス機を、「DSLM(Digital Single Lens Mirrorless)」と表現し、今後も引き続き、魅力的なレンズ交換式デジタルカメラの開発に取り組んでいくとしている。

 ハイエンド機種であるLUMIX GH3は、ファインダーと、自由な位置に回転可能なフリーアングル液晶モニターの両方に、有機ELディスプレイ(OLED)を採用している。また、個々の撮影環境や撮影スタイルに合わせて選ぶことができる、さまざまなオプションも用意しているという。デジタル一眼レフカメラの設計・開発における共通規格である「マイクロフォーサーズ」に準拠した、幅広い種類のレンズを使用することが可能だ。

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