日本アルテラ新社長にハンス・チュアン氏就任:ビジネスニュース 企業動向
日本アルテラは2013年7月1日付で、代表取締役社長にハンス・チュアン氏が就任したと発表した。前社長の日隈寛和氏は同日付で日本マイクロソフトの執行役に就任した。
アルテラの日本法人である日本アルテラは2013年7月1日付で、代表取締役社長にハンス・チュアン氏が就任したと発表した。前社長の日隈寛和氏は同日付で日本マイクロソフトの執行役ゼネラルビジネスDynamicsビジネス本部長に就任している。
1998年、日本アルテラにFAEとして入社
2002年5月から約11年に渡り社長を務めてきた日隈氏に代わって、社長に就任したチュアン氏は1998年にFAE(フィールドアプリケーションエンジニア)として、日本アルテラに入社。日本法人でFAEディレクターを務めた後、米国本社でワールドワイドFAEディレクター代理、中国法人で戦略顧客担当ディレクターを歴任した。2012年には、中国戦略顧客担当シニアディレクターに昇進し、台湾を含む中華圏のセールス活動を統括した。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学で電気工学学士号、マギル大学で経営学修士号を取得している。現在、39歳。
チュアン氏は、「アルテラにとって重要な日本市場で今まで培ってきた実績と経験を基に、日本アルテラを統率していく。日本市場において、既に成功を収めている28nm FPGAやプロセッサ・システムが組み込まれたSoC製品群に加え、最近発表された14nmトライゲート・プロセスや20nmプロセスを使ったGeneration10 FPGA/SoC製品(関連記事:Intelの14nmプロセス技術を用いた「Stratix 10」を発表、年内にテストチップ出荷)や、コンパクトかつ高効率のEnpirion電源ソリューション(関連記事:アルテラが電源IC事業に参入、自社FPGAに最適な電源ICを開発/販売へ)といった世界最先端の技術と、顧客志向の戦略により、アルテラは今まで以上に力を増し、突き進んでいく」とコメントしている。
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