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Google Glassを分解製品解剖(2/3 ページ)

スマートグラスの中で最も実用化が近いといわれる「Google Glass」。スマートグラス市場の火付け役になると期待されている。現在は、開発者向けにβ版が提供されている。では、このβ版のGoogle Glassの中身はどうなっているのだろうか。

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Google Glassの本体を取り外す

 Google Glassの分解にあたって最初に遭遇する部品は、トルクネジ「T5」である。このネジを外すと、主要部品であるチタンフレームからGoogle Glassの本体(センサーやチップを搭載した部分)を取り外すことができるようになっている。フレームを取り外すと、Google Glassのフレーム背面の黒い表面に記載されているユニットシリアルナンバーが読み取れた。


フレーム部分を取り外す(クリックで拡大)

 Google Glassは現在、公式には度付き眼鏡との互換性がないが、度付き眼鏡に対応させる計画を進めているという。われわれはちょっとした実験として、度付き眼鏡用のフレームにGoogle Glassの本体を取り付けてみた。

 これは一見、実用的に思えたが、近接センサーがレンズに近づきすぎて信頼性に欠けてしまうため、かけ心地はよくなかった。

一般的な眼鏡に取り付けるのは、あまり実用的ではないようだ(クリックで拡大)

本体を開ける

 まずはディスプレイ周りのプラスチックケースをこじ開けた。主要部品であるプリズムレンズのすぐ隣にある部分だ。プラスチックケースを開けると近接センサーがあり、照度センサーのような部品も見えた。

 ケースをはがすと、タッチパッドモジュールが見えた。同モジュールは、Synapticsのフルカスタム品で、同社のタッチパッドコントローラIC「T1320A」で駆動する。

ケースを開けると、タッチパッドモジュールを搭載した基板が見えた(クリックで拡大)

 メイン基板には、Texas Insrtumentsのプロセッサ「OMAP4430」、SanDiskのフラッシュメモリ、エルピーダメモリのDRAMが搭載されている。

「Google Glass」のメイン基板である(クリックで拡大)

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