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IoT時代に備える、簡単な無線接続をかなえる11の機器(前編):無線通信技術(3/6 ページ)
モノのインターネット(IoT)の世界では、あらゆる機器を、いかに簡単に無線に接続するかが重要になる。無線ネットワークを容易に構築できるソリューションを提供できれば、小規模の新興企業にとって、大きなビジネスチャンスとなる可能性は高い。
【2】メッシュネットワークを簡単に構築
Thingsquareも、IoTをけん引する革新的な技術開発を手掛けている。
同社は、低消費電力デバイスやマイコンをインターネットに接続することができるソースコードを開発した。もちろん、デバイスは無線LANに対応していることが不可欠だが、コードをダウンロードするだけで、極めて簡単にプロトタイピングを実行できるという。
また同社は、クラウドサービスとともにオンライン開発環境も提供している。これを利用すれば、ユーザーは、ファームウェアをアップデートすることが可能だ。また、デバイスを接続することにより、大規模なメッシュネットワークを構築できるという。2つのデバイス間の距離は最大で1kmだが、必要に応じてさらに延長することも可能だ。
一度導入すれば、デバイスだけでなく、スマートフォンのアプリなどについても、バックエンドサーバーに常時接続されている状態を維持できるという。現在のところ、TIのマイコン「MSP430」やワイヤレスネットワークプロセッサ「CC2538」、Freescale Semiconductorのマイコン「MC13224V」といった人気の高い製品をサポートしていて、IEEE802.15.4や、6LoWPAN(IPv6 over Low power Wireless Personal Area Networks)などに準拠するという。
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