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「Xbox One」を分解製品解剖(3/5 ページ)

2013年11月に発売されたマイクロソフトの最新ゲーム機「Xbox One」。ほぼ同時期に発売されたソニーの「プレイステーション4(PS4)」と何かと比較されることが多いXbox Oneだが、メモリなど、PS4にやや劣る部分もあるようだ。

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 次に、ヒートシンク(放熱板)とマザーボードを取り外す。CPU/GPUはDRAMチップで囲まれていた。具体的には、SK Hynix製の4GビットのDDR3 SDRAMが16個、トータルで8Gバイトのダイナミックメモリが搭載されている。もう1つの大きなダイはサウスブリッジチップで、「Kinect」を含むほとんどの周辺機器とのインタフェースとして機能する。


Xbox Oneのメインボード。CPU/GPUが、DRAMチップに囲まれるように配置されている 出典:Chipworks

 Wi-Fiボードを見ると、Marvell Technology Groupがデザインウィンを獲得したことが分かる。具体的には、無線LANとBluetooth、NFC(近距離無線通信)に対応したSoC「Avastar 88W8897M」と、無線LAN対応のSoC「Avastar 88W8782U」が搭載されている。MIMO(Multiple Input Multiple Output)に対応したアンテナも搭載されているようだ。だが、Xbox OneがBluetoothやNFCの機能を搭載しているという話は聞いたことがない。このチップが使われているのはおそらく、カスタマイズのためというよりも、入手可能な部品を購入したためであろうと推測される。


出典:Chipworks

 DRAMは、SK Hynix製のDDR3 SDRAM「H5TQ4G63AFR」のようだ。メインプロセッサチップは、PS4のCPUと同じく放熱基板パッケージに集積されている。ダイサイズは363mm2でPS4よりも大きい(PS4は348mm2)が、SRAMの47Mバイトという容量は驚くほどの大きさではない。


出典:Chipworks

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