検索
ニュース

「Xbox One」を分解製品解剖(4/5 ページ)

2013年11月に発売されたマイクロソフトの最新ゲーム機「Xbox One」。ほぼ同時期に発売されたソニーの「プレイステーション4(PS4)」と何かと比較されることが多いXbox Oneだが、メモリなど、PS4にやや劣る部分もあるようだ。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 Xbox OneとPS4のメモリアーキテクチャの違いについてはいろいろと議論されている。実際、AnandTechやRedGamingTechといった技術関連サイトによると、Xboxのメモリアーキテクチャが複雑さを増したことで、同じローンチタイトルでもXbox One版は、PS4版に比べて解像度が低下するものがあるようだ。例えば、「コール オブ デューティ ゴースト」はPS4版は1080pだが、Xbox One版は720pだという。


メインのSoC 出典:Chipworks

 ソニーのPS4は統合された8Gバイトのメインメモリを採用している。メモリインタフェースは、GDDR5。Xbox OneにもCPUとGPUの両方がアクセスできる8Gバイトのメインメモリが搭載されているが、メモリインタフェースは、低消費電力だが性能の低いDDR3である。メインメモリのスピードを補うため、Xbox Oneには、高速の32Mバイトグラフィックス用メモリがSRAMブロックとして、CPU/GPUとともにダイ上に搭載されている。

 このようなアーキテクチャのプログラミングは必然的に、より複雑になる。だが、PS4とXbox Oneの理論的な最高性能は極めて近い可能性がある。


アンテナボードの背面。ICが1個しか搭載されていないように見えるが、Nuvoton Technology製のオーディオ向けSoC「ISD9160」も搭載されている。ISD9160は、Cortex-M0ベースのプロセッサやI2S、レギュレータ、スピーカドライバなどを集積したもの。Xbox Oneはボイスコマンド機能を強化したというマイクロソフトの主張と一致する 出典:Chipworks

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る