2014年のCESはウェアラブル機器祭り? 展示予定のガジェットを一挙公開:2014 CES(2/5 ページ)
2013年は、多くのウェアラブル機器が登場した。同市場には、2014年も引き続き高い関心が寄せられそうだ。2014年1月に米国で開催される世界最大のコンシューマーエレクトロニクスショー「2014 International CES」でも、心拍をモニタリングする水泳用ゴーグル、子どもを見守るスマートウオッチ、頭部への衝撃からスポーツ選手を守るキャップなど、さまざまなウェアラブル機器が展示される予定だ。
心拍数をモニタリングする水泳用ゴーグル
「Instabeat」は、防水のヘッドアップディスプレイで、水泳のトレーニングの最適化とパフォーマンスの効率化を実現する目的で開発された。瞬間心拍数をモニタリングしてデータを保存し、水泳用ゴーグルのレンズ上に色分けして表示するという。
トレーニング中に、ゴーグルのレンズ上で自分の心拍ゾーンをリアルタイムで確認することができる。例えば、レンズ上に青色で表示された場合は脂肪が燃焼している状態を示し、緑色は心拍が適正な状態であること、そして赤色は最大心拍数に達している状態を示すという。また、消費カロリーやラップタイム、回転ターン、呼吸パターンなどの重要なパラメータも測定することが可能だ。
5種類の脳波を測定するヘッドバンド
「Muse」は、リアルタイムで脳波を測定するヘッドバンドだ。最先端の脳波センサーを6個搭載している。タブレット端末やスマートフォンと連携させて使用する。開発を手掛けたInteraXonによると、脳の機能を向上させるためのゲームやエクササイズなどの機能を搭載するという。
Museは、
- デルタ波(深い睡眠状態の時に出る脳波)
- シータ波(浅い睡眠時や深いリラックス状態の時、状況を視覚化している時などに出る脳波)
- アルファ波(リラックス時や安静時)
- ベータ波(思考している時)
- ガンマ波(精神活動が高い状態の時や情報の整理時)
の5種類の脳波を測定できる。
では、そもそも何のために脳の活動をモニタリングする必要があるのだろうか。
InteraXonによると、Museを使用すれば、ストレスを軽減したり、記憶力や集中力を向上させることができるという。
同社はまず、開発プラットホーム「Brain Health System」の一部として、「脳トレーニング」向けのアプリを提供する予定だという。また、開発者向けにソフトウエア開発キット(SDK)を提供することにより、認可を受けたアプリケーションを提供できると見込んでいる。
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