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「GALAXY S5」を分解、心拍から指紋までセンサーの存在感が際立つ:製品解剖 GALAXY S5(2/2 ページ)
サムスン電子の最新スマートフォン「GALAXY S5」を分解した。プロセッサは8コアの「Exynos 5422」。目立った特徴の1つは、心拍センサー、気圧センサー、湿度センサー、指紋センサーなど、センサーが数多く搭載されていることだ。
「GALAXY S4」との差は約15米ドル
これらを搭載しながらも、GALAXY S4では2600mAhだったバッテリ容量を2800mAhに増やし、ディスプレイもわずかながら拡大した。それにもかかわらず、Teardown.comが見積もった部品コストは、たった207米ドルである。192米ドルと見積もったGALAXY S4との差は約15米ドルである。ただしこれは、GSM対応のExynosを搭載したバージョンの部品コストであり、LTE対応バージョンではないという点に注意が必要だ。
その他の採用部品
GALAXY S5「SMG900H」モデルで採用されていた半導体チップには、
- Skyworks:GSM用パワーアンプ「SKY77615」
- Wolfson Microelectronics:オーディオハブコーデック「WM5110E」
- Maxim Integrated:パワーSoC(System on Chip)「MAX77804K」
- STMicroelectronics:圧力センサー「LPS25H」
- ヤマハ:3軸電子コンパス「YAS532B」
- BroadcomのGPS/GNSSチップ「BCM47531」
などがある。
市場投入されるGALAXY S5のバリエーションは14機種以上に上ることから、Teardown.comでは今後数週間をかけて、別の機種についても分解調査を行う予定である。
【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】
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