キーサイト・テクノロジー、2014年8月1日から事業開始:アジレントの電子計測事業を承継する
アジレント・テクノロジーは2014年4月、日本国内での電子計測事業を承継する新会社のキーサイト・テクノロジーを設立し、2014年8月1日から事業を開始すると発表した。
電子計測事業を会社分割し独立させることを発表しているアジレント・テクノロジーは2014年4月、日本国内での電子計測事業を承継する新会社のキーサイト・テクノロジーを設立し、2014年8月1日から事業を開始すると発表した。
アジレントは2013年9月19日に、ライフサイエンス/診断/化学分析事業と、電子計測事業の2つの会社に分割することを発表(関連記事:アジレント、電子計測事業の分社化を発表)。アジレントはライフサイエンス/診断/化学分析事業を継続し、電子計測事業は新会社を設立して独立する。
米Agilent Technologiesは2014年1月に新電子計測事業会社名を「Keysight Technologies」(キーサイト・テクノロジーズ)にすると発表(関連記事:アジレントから独立する電子計測事業、新社名はKeysight Technologies)。それに伴い日本でも、電子計測事業の販売/サポートを主に行う日本法人「キーサイト・テクノロジー合同会社」(以下、キーサイト・テクノロジー)を2014年1月30日付で設立。また日本での委託開発、製造を展開してきたアジレント・テクノロジー・インターナショナルの電子計測関連事業の承継会社として、「キーサイト・テクノロジー・インターナショナル合同会社」も同日付で設立。2014年8月1日付をもってこれら新会社に電子計測事業を移管し事業を開始する。
新しい日本法人2社の社長には、現アジレント日本法人社長で電子計測本部長を兼務する梅島正明氏が就任。梅島氏は同年8月1日付でアジレント日本法人社長を退任し、後任は現ライフサイエンス・化学分析本部長の合田豊治氏が務める。
海外においても、一部地域を除いて2014年8月からキーサイトとしての電子計測事業をスタートさせる方針。なお、Keysight Technologiesは当初、Agilent Technologiesの子会社として事業を行い、2014年11月1日から完全独立する予定だという。
関連キーワード
企業動向(エレクトロニクス) | ビジネスニュース(EE Times Japan)Keysight Technologies | アジレント・テクノロジー | 会社 | 日本 | 新会社 | 日本法人 | 社長
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「分割で電子計測へのR&D投資は増える」――なぜ、アジレントは会社分割するのか
2014年11月に、電子計測事業とライフサイエンス/化学分析事業とで会社分割することを決定したアジレント・テクノロジー。両事業共に2桁を超える営業利益率を確保しながら、なぜ、このタイミングで会社分割を行うのか。アジレント日本法人社長の梅島正明氏に会社分割の経営判断に至った理由、狙いなどを聞いた。 - アジレントから独立する電子計測事業、新社名はKeysight Technologies
アジレント・テクノロジーが、電子計測事業の独立によって立ちあげる新会社の社名が「Keysight Technologies」に決定した。米国カリフォルニア州サンタローザに拠点を置き、従業員数は約9500人になる見込みだ。 - LTE-Advanced Category 6にも対応、アジレントのワイヤレステストセット
「Agilent E7515A UXMワイヤレステストセット」は、4G(第4世代)およびそれ以降の無線通信規格向けチップセットや端末機器の機能試験、RF設計検証に適したシグナリングテストセットである。「LTE-Advanced Category 6」およびそれ以降の規格にも対応することが可能な製品アーキテクチャを採用している。