ニュース
ルネサス、インドに販売子会社を設立:現地市場に特化した開発チームも発足
ルネサス エレクトロニクスは2014年4月21日、海外売り上げ拡大施策の一環としてインドに販売会社を設立したと発表した。
ルネサス エレクトロニクスは2014年4月21日、海外売り上げ拡大施策の一環としてインドに販売会社を設立したと発表した。自動二輪車市場などに対しマイコンとアナログ半導体、パワー半導体を組み合わせたキット・ソリューションやリファレンスボードの提供を行う方針。
2010年から支店を展開
ルネサスは2010年に、シンガポールの販売子会社であるルネサス エレクトロニクス・シンガポールの営業支店として、インドのバンガロール市、デリー市、ムンバイ市に拠点を開設し、白モノ家電や自動車向けマイコンを中心にインドの顧客へ製品の拡販活動や技術サポートを展開してきた。
今回、2014年4月1日付で、バンガロール市にルネサス エレクトロニクス・シンガポールの100%販売子会社「ルネサス エレクトロニクス・インド」(以下、ルネサスインド)を設立。ルネサスでは、「(営業支店として事業を展開してきた)従来以上に顧客に密着した事業活動が可能になるとともにインドの他の地域も視野に入れてビジネスを拡大できるようになる」とその狙いを説明する。
まずバイク市場から、将来は産業機器/民生機器も
ルネサスインドは、インド市場に特化した開発チームを発足させる方針で、「まず、自動二輪車市場にフォーカスしたソリューション開発に注力する」という。将来的にはインド市場の産業機器、民生機分野に向けたソリューション開発も行っていくとしている。
関連キーワード
インド | ルネサステクノロジ | ルネサス エレクトロニクス | 売上 | 新会社 | シンガポール | ビジネス | 企業動向(エレクトロニクス) | マイコン 関連 | 海外 | マイコン | 半導体 | アナログ半導体 | 自動車 | ビジネスニュース(EE Times Japan) | パワー半導体(エレクトロニクス) | パワー半導体
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ルネサスが“優等生・中小型液晶ドライバ事業”の「譲渡検討」を表明
ルネサス エレクトロニクスは2014年4月2日、中小型液晶ドライバ事業を行うルネサスエスピードライバの保有株式について譲渡を含めたさまざまな検討を行っていると明らかにした。売却先としては、アップルの名前が挙がっている。 - ルネサス、初の四半期最終黒字と四半期最高営業益を達成――2013年10〜12月期
ルネサス エレクトロニクスは2014年3月期第3四半期(2013年10〜12月)、2010年4月の発足以来、初めて四半期ベースで最終黒字を達成した。CFOの柴田英利氏は、「これまでの構造改革が、一定の成果を上げている」とした。 - ルネサス、ソニーへの鶴岡工場譲渡完了を発表
ルネサス エレクトロニクスは2014年3月31日、鶴岡工場(山形県鶴岡市)のソニー子会社への譲渡が完了したと発表した。