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分解能12ビット/8ch入力でパワー解析に最適、レクロイのオシロスコープテスト/計測 オシロスコープ(1/2 ページ)

テレダイン・レクロイ・ジャパンは、アナログ入力8チャネルを備え、垂直分解能が12ビット、周波数帯域が最大1GHzのオシロスコープ「HDO8000」を発表した。太陽光/風力発電システムやHEV/EVシステムの駆動システムなど、高速化する三相パワーエレクトロニクス解析の用途に向ける。

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 テレダイン・レクロイ・ジャパンは2014年6月18日、アナログ入力8チャネルを備え、垂直分解能が12ビット、周波数帯域が最大1GHzのオシロスコープ「HDO8000」を発表した。太陽光/風力発電システムやHEV/EVシステムの駆動システムなど、高速化する三相パワーエレクトロニクス解析の用途に向ける。

 HDO8000は、分解能が12ビットのA-Dコンバータや低ノイズ設計のフロントエンドを採用している。分解能が8ビットの従来製品に比べて、16倍の垂直分解能を実現したことで、より詳細な波形を再現することができるという。同社のERESフィルタリング技術を用いれば、垂直分解能を最大3ビット追加して、15ビットまで拡張することができる。しかも、最大1GHzの信号を捕捉して表示することが可能だ。また、8チャネル分のアナログ入力を備えているため、三相分の電圧と電流を測定することができる。

HDO8000シリーズと8ビット分解能のオシロスコープとの波形再現性の比較例、左は急激な負荷変動により、最終的にオーバーロードシャットダウンした可変周波数モータの電流信号の比較。右は正のピーク(オーバーロード)電流の挙動を観測した波形の比較 (クリックで拡大) 出典:テレダイン・レクロイ

 新しい画面表示機能として採用したマルチタブディスプレイ「Q-Scape」も、大きな特長の1つだ。オシロスコープに搭載した12.1型WXGA(1280×768画素)ディスプレイ上で4倍の表示エリアを確保し、4つのタブに分けて表示できる。特に、三相システムでは、各相を個別のタブに表示させることができるため、解析が容易となる。また、波形は最大40本を表示することが可能で、波形を表示する場所は、ドラッグ&ドロップ操作で任意に移動させることもできる。

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