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DRAM市場は安定の時期に、激しい需給変動は終わる:ビジネスニュース 市場動向(2/2 ページ)
Samsung、SK hynix、Micron Technologyの3社でシェアのほとんどを占めるDRAM市場。PC以外からの需要も増えてきて、需要と供給の変動が激しい時期は終わり、安定した市場になりつつある。
DRAM市場において最も大きなシェアを握っているのは、Samsungだ。IHSによると、SamsungのDRAM売上高シェアは、2007年第1四半期には全体の26%だったが、2014年同四半期には37%を獲得したという。第2位はSK hynixで、2007年第1四半期の売上高シェアは23%だったが、2014年同四半期には28%を獲得している。
また、成長の伸び幅が最も大きかったのはMicron Technologyである。同社の売上高シェアは、2007年第1四半期のわずか9%から、2014年同四半期には27%に増大している。これは、エルピーダメモリの買収によるところが大きい(関連記事:さよなら「エルピーダメモリ」――2月28日から「マイクロンメモリ ジャパン」に)。
【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】
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