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Appleもいよいよウェアラブルに参入? まずはスマートウオッチを発表かGoogle、サムスンに続き(2/2 ページ)

Appleがウェアラブル機器市場に参入する気配が濃厚だ。早ければ秋にもスマートウオッチを発表するという見方もある。Appleは同市場では後発となるが、これまでの実績から市場を再定義するような製品を投入してくる可能性もある。

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 Appleの「iWatch」に関しては、2013年初め頃から報じられるようになった(関連記事:AppleにMicrosoft、Samsungも開発中? スマートウォッチ市場が拡大)。現在が、iWatchの実現に最も近づいているのではないだろうか。AppleのCEO(最高経営責任者)であるTim Cook氏は2014年4月23日、報道陣やアナリストに向けて行った決算報告の中で、多くを語っている。同氏によると、Appleは2014年後半に新製品および新しいカテゴリを続々と展開する予定だという。新製品としては、「iPhone」および「iPad」の最新機種を投入する他、新しいカテゴリとして、同社にとって初となるウェアラブル機器を発表する予定だとしている。

 The Wall Street Journalによれば、機器の製造を手掛けるのは台湾のQuanta Computerである。Appleは以前にも、自社PCの製造でQuanta Computerを採用している。Appleが発表する主要なウェアラブル機器は、2.2インチの曲面ディスプレイの他、センサー各種を搭載するとみられる。2機種目となるウェアラブル機器については、そのフォームファクタが全く異なるのかどうか、まだ明らかになっていない。

 Appleは、ウェアラブル機器市場に関しては後発となる。ソニー、Pebble、Samsung、LG Electronics、Motorola Mobility(Googleの傘下)などは、既にスマートウオッチを発売しているか、発売を控えているかのどちらかである。Googleはウェアラブル機器向けプラットフォーム「Android Wear」を発表していて、その詳細は「I/O Developer Conference」で明かされるとみられている。Android Wearベースのウェアラブル機器は、Appleのウェアラブル機器よりもかなり早く市場に投入される可能性がある。だが、それは、「Appleが、ウェアラブル機器を再定義できない」ということではない。Appleは、MP3プレーヤを最初に作ったメーカーではないが、同市場のトップとなった。Appleは、スマートフォンを最初に作ったメーカーではないが、同市場に革新をもたらした。Appleは、ウェアラブル機器市場でも大きな勝利を収めるに十分なエコシステムも持っている。10月が待ち遠しい。

【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】

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