インテルが製品移管、ロチェスターに500万個以上のチップセット製品:ビジネスニュース 企業動向
ロチェスターエレクトロニクスは、インテルのIoT製品グループより、PCI-to-PCIブリッジICなど500万個以上の製品移管を受けた。
ロチェスターエレクトロニクスは2014年8月、インテルのIoT製品グループより、PCI-to-PCIブリッジICなど500万個以上の製品移管を受けた。インテル製ICのユーザーに対して、ロチェスターエレクトロニクスが製品供給などを継続的にサポートしていくことになる。
今回、インテルIoT製品グループからロチェスターエレクトロニクスに移管された製品は、PCI-to-PCIブリッジICの他、I/Oコントローラハブ、グラフィック/メモリコントローラハブ(GMCH)、32ビットMPU、および長期間の製品供給を保証している組込み機器向けICなどが含まれる。ロチェスターエレクトロニクスは、これまでに製品移管されたチップセット製品を加え、60品種を超えるインテル製品の在庫を用意して、顧客に対するサポートを継続していく。
ロチェスターエレクトロニクスは、インテルなど60社を超える半導体メーカーの認定ディストリビュータとして、成熟したIC/ディスクリート製品、あるいは半導体メーカーが製造を中止したIC/ディスクリート製品などを取り扱っている。ルネサス エレクトロニクスとも取り扱いの契約を結んでおり、アナログ/パワー半導体など約1000品種をロチェスターエレクトロニクスが全世界で販売、サポートを展開している。
ロチェスターエレクトロニクスは、移管された製品を温度/湿度が管理された施設で保管している。倉庫は延べ床面積が25万平方フィートの規模で、全ての製品について履歴管理と性能を保証するという。
関連キーワード
ルネサス(エレクトロニクス) | Intel | ディスクリート半導体 | パワー半導体 | ルネサス エレクトロニクス | アナログ半導体 | チップセット | 企業動向(エレクトロニクス) | 保守 | EOL(生産中止) | ビジネスニュース(EE Times Japan) | 生産終了 | MPU
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ロチェスター、ルネサスの保守供給終了品の取り扱いを開始
ロチェスター エレクトロニクスは2014年2月から、ルネサス エレクトロニクスが生産終了に伴って保守供給を終了した製品を取り扱うと発表した。まず、アナログ/パワー半導体製品約1000種から扱いを始める。 - もうからない製品はやめる! ――ルネサス、売上高25%相当の製品を終息へ
ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2014年8月6日、2014年度(2015年3月期)第1四半期決算説明会を開催し、これまでの構造改革策の進捗(しんちょく)を説明するとともに、今後の利益成長に向けた経営方針説明を行った。その中で、2013年度売上高のうち約25%を占める低採算の非注力領域事業/製品を2018年度頃までに終息させ、2016年度下期に売上総利益率(粗利率)を45%まで高める方針を示した。 - 3年で国内売上高を倍増させる
NXPセミコンダクターズは、日本国内での売上高を今後3年間で倍増させるアグレッシブな事業目標を打ち出している。日本法人社長の原島弘明氏に売り上げ倍増に向けた事業戦略について聞いた。