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Intelの14nm世代CPU「Core M」、厚さ9mmのタブレットが実現可能にプロセス技術(2/2 ページ)

Intelが14nmプロセスを用いたCPU「Core M」(開発コード名「Broadwell-Y」)の概要を発表した。同社にとっては、22nmプロセスの「Haswell」に続き、第2世代となるFinFET(「トライゲートトランジスタ」)である。

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プロセス技術で他社を大きくリード

 Bohr氏は、14nmプロセス製品の出荷が1年近く遅れているにもかかわらず、プロセス技術では他社を大きくリードしていると主張する。「他社が第1世代のFinFETを出荷する前に、当社は既に第2世代のFinFETの出荷に向けて準備を進めている」(同氏)。従来のプレーナ構造のトランジスタでは「他社は高密度化には優れていたが、市場投入は当社よりも遅かった」と述べる。


Intelと競合他社のプロセス技術を比較したもの。プロセスルールの移行の予想を表わしている

 Intelは、14nmプロセスを用いたスマートフォン向けSoC(System on Chip)や、Broadwellがx86ベースのタブレット端末やノートPCの販売にもたらす影響については特に言及しなかった。


フィン間隔を22nmプロセスよりも狭めることでダイサイズを縮小し、ダブルパターニングによるコスト増を相殺する

22nmプロセスと14nmプロセスのトランジスタを顕微鏡で比較している

「Haswell」(左)と「Broadwell」の比較。Broadwellは、Haswellに比べて面積は50%減、高さは30%減となる

【翻訳:青山麻由子、編集:EE Times Japan】

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