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太陽誘電がエルナーに出資、業務提携ビジネスニュース 企業動向

太陽誘電は2014年11月14日、エルナーと資本業務提携を結んだと発表した。太陽誘電はエルナーの発行済み株式26.5%を取得し、主に車載、産業機器向けコンデンサ分野で業務提携を行う。

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 太陽誘電は2014年11月14日、エルナーと資本業務提携を結んだと発表した。太陽誘電は同年11月17日付で、エルナーの株主である日本産業第二号投資事業有限責任組合と日本産業第二号パラレル投資事業有限責任組合から、エルナーの発行済み株式の26.5%に相当する1500万株(A種優先株式)を取得する予定だ。

発行済み26.5%を取得へ

 業務提携の内容は、

  • 車載用、産業機器用大型電気二重層コンデンサおよびリチウムイオンキャパシタの共同開発・生産、資材調達協力
  • コンデンサ事業における技術・生産ノウハウの共有化
  • 相互協力による販売拡大

の3つだ。

 太陽誘電は、積層セラミックコンデンサやインダクタ、モバイル通信用デバイス(SAW/FBAR)、回路製品などを中心とした事業展開を行い、スマートフォンやPC向けで強みを持つ。さらに、近年は、さらなる広がりと成長が期待されている自動車、産業機器、ヘルスケア、環境エネルギー市場における採用強化を目指した事業展開にも注力している。

 一方のエルナーは、コンデンサとプリント基板に特化した事業を展開し、特に耐振、耐湿、耐圧、耐高低温の環境下でも高品質、高性能を維持できる製品の開発に注力し自動車、産業機器向けが主体だ。

 太陽誘電は今回の資本業務提携を通じ、エルナーが持つ自動車、産業機器市場に向けた商品開発や生産などに関するノウハウの活用を狙う。また、今後成長が見込まれる大型電気二重層コンデンサやリチウムイオンキャパシタをエルナーとともに開発することで、「生産、資材調達協力を図り、市場における競争力の向上と事業拡大を期待している」(太陽誘電)とする。

 販売面においても、相互協力を図ることで、両社の売り上げ拡大を狙うとしている。

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