ニュース
モジュールでTELEC技適認証を取得、TIのWi-Fiネットワークプロセッサ:ET 2014(2/2 ページ)
日本テキサス・インスツルメンツは「組込み総合技術展/Embedded Technology 2014」(2014年11月19〜21日)で、セキュリティカメラモジュールと組み合わせたWi-Fiネットワークプロセッサのデモ展示などを行った。
チップレベルでWi-Fi CERTFIED認証
「SimpleLink Wi-Fiファミリは、チップレベルでWi-Fi CERTFIED認証を取得している。モジュールとしてはTELEC技適認証を始め、FCC/ICやETSIといった各国電波認証を取得済みである。このため、設計者はWi-Fiに関する開発経験や専門知識が十分でなくてもシステム開発することができ、認証のための作業も省くことができる」(説明員)と話す。
また、大手の顧客に加えて、デザインハウスなど小口ユーザーでもTI製品を広く活用してもらえるように、オンラインストアのシステム変更なども行っている。TI storeでは50個以下の小ロットでもTI製品を購入することができる。
また、これまで個別に登録が必要だった無償サンプル品の申し込みや、オンライン設計支援ツール「WEBENCH」の利用、技術情報のダウンロードなどについて、一度会員登録を行えば、さまざまなサービスが受けられるよう窓口を一本化するなど、顧客の使い勝手も改善したという。登録者ごとにマイページを作成することで、購入履歴なども容易に確認することが可能だ。「顧客が開発工程を短縮したり、開発効率を高めたりすることができるように、提供できるリファレンスデザインやアプリケーションノートの拡充にも取り組んでいる」(説明員)という。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 見て、聞いて、触って学ぶ! 人型ロボット「iCub」を公開――STマイクロ
STマイクロエレクトロニクスは「組込み総合技術展/Embedded Technology 2014」(2014年11月19〜21日)で、イタリアの研究機関とともに開発した人間型ロボット「iCub」を展示した。 - “スマートファクトリ”の実現の先導役に――TIの産業用半導体事業戦略
テキサス・インスツルメンツ(TI)は、産業システム向け半導体事業に対する取り組みを強化する。アナログICと組み込みプロセッシング製品を中心に、高いエネルギー効率や新機能を実現していくための半導体製品と、開発期間の短縮を可能とするリファレンスデザインの提供に力を入れる。 - 「簡単に使いやすく」を提案――日本TI
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、「TI=Make it Easy」(簡単に使いやすく)をメインテーマに、組み込みシステム向けのマイコンやプロセッサなどを搭載した評価ボード、拡張ボード、ソフトウェア開発環境などを展示した。