IoT、組み込み市場を活性化:ビジネスニュース 業界動向(1/2 ページ)
モノのインターネット(IoT)によって、組み込み機器市場が大幅に活気づきそうだ。2013年から2018年まで、IoTサブシステムおよびインターネット接続機器の世界市場は、24.3%の年平均成長率で伸びる見込みだという。
米国の市場調査会社であるIC Insightsによると、2020年までには、全世界のインターネット接続機器295億台のうち、Webブラウジングが可能な製品が全体の85%を占めるようになる見込みだという。ただし、現在まだ未確定の要素が多いモノのインターネット(IoT)規格が、今後数年の間に策定されるとの前提に基づいている。
IoT対応の通信用機器/センサーサブシステムの売上高は、2014年の483億米ドルから、2015年には19%増となる557億米ドルに達する見込みだという。さらに、IoTサブシステムおよびインターネット接続機器の世界市場規模は、2013年には39億8000万米ドルだったが、2018年にかけて年平均成長率(CAGR)21.0%で拡大し、1036億米ドルに達するとみられる。
またIC Insightsによると、半導体チップレベルでは、通信用機器/センサーサブシステム分野のディスクリート/センサー半導体の市場規模が、2014年に39億米ドルに達する見込みだという。さらに2015年には、前年比19%増となる56億米ドル規模に、2018年には115億米ドル規模に増加するとみられる。2013年〜2018年にかけて、24.3%の年平均成長率で伸びる見込みだ。
ただ、2015年の年間成長率予測に関しては、米国の市場調査会社であるGartnerが以前、36%で伸びると予測していることから、これと比べると著しく低いようだ。
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