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ボタン大のSoCにスマートジャケット――ウェアラブルに攻勢かけるインテル2015 CES(1/2 ページ)

ウェアラブル機器に注力するIntel。同社は「2015 International CES」で、ボタンのサイズの超小型モジュール「Curie」をはじめ、3Dカメラセンサー「RealSense」を搭載したスマートジャケットなどを披露した。

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 Intelは「2015 International CES」(2015年1月6〜9日、米国ラスベガス)の基調講演でボタンサイズのモジュール「Curie(キュリー)」のプロトタイプを披露し、ウェアラブル機器市場への本格的な参入に向けて一歩前進した。

 Curieは、Intel史上最も小型のSoCで、Bluetooth Low Energy対応の無線機能を備えたプロセッサ「Quark SE」、センサーハブ、充電式バッテリーあるいはコイン電池を搭載している。IntelのCEOであるBrian Krzanich氏は、Curieが2015年上半期に発売されることを明らかにした。

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ボタンサイズのモジュール「Curie」

 Krzanich氏は基調講演で「Curieはウェアラブルのあり方を変えるモジュールだ。指輪、バッグ、ブレスレット、ペンダント、さらにはジャケットのボタンまで、さまざまなフォームファクタのウェアラブル機器を実現できる」と語った。

 Intelは2014年12月に、大手アイウェアメーカーであるイタリアのLuxottica(ルックスオティカ)との提携を発表している。Luxotticaは、Ray-BanやOakleyなど複数のブランドを所有する。Curieの発表会では、OakleyのCEOであるColin Haden氏も登壇した。

 Haden氏は「われわれは、Luxotticaを代表するブランドとして、アイウェアにスマート技術を統合することは理にかなっていると確信している。電子部品が障壁にならないような小型のフォームファクタを実現することが重要だ」と述べている。

 Intelは、3Dカメラセンサー「RealSense」の性能も強調した。Krzanich氏はこのセンサーが「コンピューティングに対するユーザー体験のあり方を変える」と強調する。RealSenseは既に、ジェスチャインタフェースや、無人飛行機向けの衝突防止などの機能をサポートするモバイル機器に採用されている。

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