「Nexus 6」を分解:製品解剖 スマートフォン(1/2 ページ)
iFixitは、2014年12月に発売されたGoogleのスマートフォン「Nexus 6」の分解を行った。QualcommのSoC「Snapdragon 805」などが搭載されている。
2014年12月から販売が始まっているGoogleのスマートフォン「Nexus 6」。OSとしてAndroid 5.0(Lollipop)を搭載し、6インチのディスプレイを備える。32GBモデルと64GBモデルがある。サイズや発表時期がAppleの「iPhone 6 Plus」と近いことから、iPhone 6 Plusの対抗馬としてもよく挙げられるが、Nexus 6は、Google Playストアで品切れ状態が続くなど売れ行きはかなり好調のようだ。
モバイル機器の修理マニュアルを提供するiFixitが、Nexus 6の分解を行っている。主要な部分を見てみよう。
メインボード
まずはメインボードから。搭載されている主な部品は次の通りである。
赤:SK HynixのLPDDR3 RAM。「H9CKNNNDBTMTAR」と刻印されている。容量は24Gビット(3Gバイト)。RAMの下にはQualcommのSoC「Snapdragon 805」が搭載されている
オレンジ:Qualcommの電源管理IC「PMA8084」
黄:SanDiskの32GバイトeMMC「SDIN9DW4-32G」
緑:QualcommのLTEモデム「MDM9625M」
水色:QualcommのRFトランシーバ「WTR1625L」
青:QualcommのRFレシーバ「WFR1620」
ピンク:Texas Instruments(TI)のDSP「TMS320C55」
この他にも、
- Qualcommの電池管理IC「SMB1359」
- Qualcommのエンベロープ追跡(ET)機能IC「QFE1100」
- RFMDのエンベロープ追跡パワーアンプ「RF7389EU」
- NXP Semiconductorsのオーディオアンプ「TFA9890A」
- BroadcomのIEEE 802.11ac/Bluetooth 4.1対応通信IC「BCM4356」
などが搭載されている。
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