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新会社“ソシオネクスト”発足――富士通とパナのLSI事業統合が完了ビジネスニュース 企業動向(2/2 ページ)

富士通とパナソニックは2015年3月2日、両社のシステムLSIの設計開発部門を統合し、新会社「ソシオネクスト」を発足させ、事業を開始したと発表した。

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画像処理関連技術をコアに8つの事業部

 富士通とパナソニックは2013年2月に、互いに採算悪化に苦しむシステムLSI事業を統合することで基本合意。固定費負担の重い製造部門を切り離し、ファブレスメーカーとして統合することで高い収益性を確保する狙い。

 設立時の事業部は、「IoTシステム」「ビジュアルシステム」「グラフィックスソリューション」「ネットワークSoC」「ハイパフォーマンスSoC」「カスタムSoC」「ミルビュー」「コネクテッドイメージング」の8つ。富士通/パナソニック双方が得意とした画像処理関連技術をコアに民生機器から車載/産業機器向けまで広く展開する方針である他、富士通セミコンダクターが手掛けてきたサーバ/ストレージ向けSoCなどの事業を継続する。

 CEOの西口氏はソシオネクスト設立リリースの中で「ソシオネクストは、これまで多くの製品を世の中に⽣み出した実績をもつトップクラスのエンジニアの力を集結し、『新しい価値を創造し社会に貢献する』ことを目標に設立された。長年培った顧客基盤と技術を基に強みを⼗分発揮すると同時に、新たなビジネスシステムを活用し、勇気をもって不連続な変化を起こす取組みを進めることで、高収益と持続的成長を目指す」とコメントしている。

ソシオネクストの意味

 なお、新社名のソシオネクストは、「SoC(System-on-Chip)を中心とする半導体製品およびサービスの提供を通じて、広く社会に貢献し明るく豊かな未来をひらく、という新会社の在り方を表現するために創作されたもの」とし、SoCと同社が得意とするImagingおよびOptical Transport Network(io)に、one、next、extentionなどの意味合いを掛け合わせ命名したとしている。

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