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日本半導体産業の立役者! 「電卓」の奥深い世界3月20日は「電卓の日」(5/5 ページ)

“最も身近な精密機器”と言っても過言ではない電卓。あまり一般には知られていないが、電卓は、PCの誕生や日本の半導体産業の発展を語る上で欠かせない存在だ。3月20日の「電卓の日」に、奥深い電卓の世界をのぞいてみたい。

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知ってましたか? 電卓トリビア

 電卓には、よ〜く見なければ分からないような“使いやすいさの工夫”が隠されている。

トリビア1:キーには“でこぼこ”がある!

 例えば、キーの構造だ。人間工学に基づき、指の動きに合わせてキーが成型されている。一番下の「0」「00」「=」などが並ぶ列は凸型、それより上の列は凹型、といった具合だ。ご自分が持っている電卓も、ぜひ、じっくり見てみてほしい。

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「00」のキーは張り出していて、その上の「1」のキーはへこんでいるのが分かる(クリックで拡大)

トリビア2:キーの構造は“金太郎アメ”だった!

 再びキーをよく見てほしい。数字や記号が、印刷されているわけではないことに気付くはずだ(機種による)。実はこれは、“金太郎アメ”のような構造になっているのだ。キーの上に数字を印刷せずに、数字をかたどった樹脂を、キーの中に埋め込んでいるのである。

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キーは、2色を使って成型している。キーが削れても“金太郎アメ”のように数字が出続ける(クリックで拡大) 出典:カシオ

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