検索
特集

今、注目すべきウェアラブル端末をまとめてみたMWC 2015を振り返って(1/4 ページ)

以前は、判で押したように四角いディスプレイを搭載していたスマートウオッチだが、ここにきて、ようやく形状、機能などが多様化してきたようだ。「Mobile World Congress(MWC) 2015」でも、さまざまなスマートウオッチが並んだ。ここでは、スマートウオッチの他、「GoPro」を追うXiaomi(シャオミ)のウェアラブルカメラなど、MWC 2015で注目を浴びた端末を紹介したい。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 ウェアラブル端末には、さまざまな製品があるが、まずは何と言ってもスマートウオッチだろう。既に多くのメーカーがスマートウオッチを発表している他、Appleは2015年4月から「Apple Watch」を販売する。

既に熱狂的なファンを獲得しているスマートウオッチ

 ここでは、「Mobile World Congress(MWC) 2015」(2015年3月2〜5日、スペイン・バルセロナ)に並んだ、注目すべきスマートウオッチをいくつか挙げてみたい。まずは、米国ではずいぶん前から人気があったPebbleである。第1世代のプラスチック製「Pebble」とメタル製「Pebble Steel」のスマートウオッチは、既に熱狂的なファン層を築き上げている。

 Pebbleは第2世代品「Pebble Time」を2015年2月に発表し、その1週間後には「Pebble Time Steel」も披露した。両方ともベゼルはメタル製だが、Pebble Time Steelの方は全メタル製のケースを選択することができる。第1世代品がモノクロの電子ペーパーディスプレイを搭載したのに対し、第2世代品は両方とも限定色の電子ペーパーディスプレイを備えている。また、スマートストラップの規格もサポートしたことにより、Pebbleと開発パートナーはこのシステムのハードウェア(および関連ソフトウェア)の性能を拡張できるようになった。Pebble Time SteelはPebble Timeに比べてやや厚く、より大容量のバッテリーを搭載できるため、公称のバッテリー寿命を3日延ばすことができた。

photo
「Pebble Time Steel」(クリックで拡大)

イヤホンにも早変わりするスマートウオッチ

 下の製品もかなり平凡に見える。そして、実際に平凡だ。少なくとも、前述した製品と比べるとそうだろう。ただし、HuaweiはAndroid搭載ウェアラブル端末市場への参入までに、十分な時間をかけてきた。筆者の初見レビューでは、この製品は非凡な機能を搭載している。スマートウオッチの初期製品は、大きくて厚みがあり、形は四角形もしくは長方形で、エンジニア以外に身に付けたいと思う人がいるのか疑問に感じるような製品で、広く普及するようにも思えなかった。

 2014年秋にMotorola Mobilityが発表した「Moto 360」は、これまでのスマートウオッチとは違い、従来の腕時計のような薄く丸い形が印象的だった。Moto 360は驚くほどの速さで、人気No.1のAndroidスマートウオッチになった。「Huawei Watch」は、Moto 360よりもさらに小さくて薄く細い手首にも似合う、男女両方が使える製品だ。

photo
「Huawei Watch」(クリックで拡大)

 Huaweiの「TalkBand B2」は、2014年に発売された「TalkBand B1」から機能セットと接続性が改善され、本体の色やベルトの素材が複数用意されている。他のフィットネストラッカーと同様に、ユーザーの動作と睡眠サイクルをモニタリングして、消費カロリーの算出やその他の分析を行う。写真を見て分かるように、センターパーツは取り外してBluetoothイヤホンとして使うこともでき、デュアルマイクも搭載されている。

 一方、「TalkBand N1」は、ヘッドセット機能を備えた音楽プレーヤだ。4Gバイトのフラッシュメモリを搭載している。TalkBand B2のように、3軸加速度センサーを内蔵していて、歩数のカウント、移動距離や消費カロリーの計測を行える。

photophoto センターパーツを取り外せば、Bluetoothイヤホンとして使うことができる「TalkBand B2」(左)と、「TalkBand N1」(クリックで拡大)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       | 次のページへ
ページトップに戻る