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3.5mm角の超小型Bluetoothモジュールで実現、ばんそうこう型ウェアラブル端末で体温管理も簡単にMEDTEC Japan 2015(2/2 ページ)

TDKは「MEDTEC Japan 2015」で、IC内蔵基板を活用したBluetooth LE通信モジュールなどを展示した。3.5mm角という超小型サイズを生かし、ばんそうこう型の体温/心拍モニタリング用端末など、さまざまな形状に応用できる可能性がある。

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今後はウェアラブルでワイヤレス給電が進む

 TDKは、ワイヤレス給電向けのコイルモジュールも参考出展した。同社は、0.1Wの超低出力から、タブレット端末などを充電できる30W程度のミッドレンジの出力までに対応する、ワイヤレス給電コイルの開発を手掛けている。TDKは、「今後、ワイヤレス給電はウェアラブル端末で導入が進むのではないだろうか。小型なので、充電用のケーブルの抜き差しを繰り返しているとコネクタが破損しやすくなるのではという懸念がある。また、お風呂に持ち込みたいので完全防水にしてほしいという要望も強い」と述べる。そのため同社は、出力が0.1〜0.5Wの給電コイルへのニーズが高まると見ている。

photophoto 受電コイルモジュール(左)と、送電コイルモジュール。電磁誘導方式を採用している。WPC/PMAには対応していない。「磁気共鳴方式に比べて、受電コイルと送電コイルの位置をぴったり合わせなくてはいけないというデメリットはあるが、安価にできるメリットを選んだ」(TDK)(クリックで拡大)

心拍も常時測定

 さらに、Bluetooth LE通信モジュール、ワイヤレス給電コイルを搭載した端末と、やはりTDKが開発を手掛けているECG(心電図検査)電極を組み合わせた、心拍モニタリングシステムも提案した。専用アプリと連動して、リアルタイムに心拍を計測できる。

photophoto 左=心拍モニタリング用端末と、ECG電極(画像下部に3つ並んでいるもの)。右=リアルタイムで心拍と体温を計測している様子(クリックで拡大)

MEDTEC Japan 2015
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