“生誕50周年”を迎えたムーアの法則
半導体業界で最も有名な法則といっても過言ではない「ムーアの法則」が、2015年4月に50周年を迎えました。
Intelの現名誉会長であるゴードン・ムーア氏は、1965年にムーアの法則の基となる予見を発表したわけですが、その時は、半導体の集積密度の増加率は「少なくとも今後10年続く」としていました。まさか、この傾向が半世紀も続くなど、予想もしていなかったでしょう。2015年初めにIntelが行ったインタビューの中でムーア氏は、「半導体は、終わりが見えない技術になったという印象を受ける。この傾向(ムーアの法則)がいつ終わるのかは、いまだに明らかになっていない」と答えています。
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