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実装面積1インチ角の絶縁型DC-DCコンバータ、入力電圧範囲は9〜36V/18〜76VTECHNO-FRONTIER 2015(1/2 ページ)

TDKは、実装面積がわずか1インチ(2.5cm)角の絶縁型DC-DCコンバータや、DC入力電圧範囲の下限値を80Vまで下げたユニット型電源などを展示した。さらに、電源シリーズの拡大に力を入れる同社は、今後2016年春にかけて発表する予定の各種電源も披露している。

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 TDKは、「TECHNO-FRONTIER 2015」(2015年5月20〜22日、千葉・幕張メッセ)で、絶縁型DC-DCコンバータ「CCGシリーズ」や、DCラインおよびACラインの両方に使用できる小型のユニット型電源「HMSシリーズ」を展示するとともに、今後2016年春にかけて発表する予定の各種電源も披露した。CCGシリーズとHMSシリーズは、いずれも同年7月より量産を開始する。

 CCGシリーズは、わずか1インチ(2.5cm)角の実装面積で30Wの出力を実現したもので、基地局やサーバといったICT機器、半導体製造装置、計測機器などの用途に向ける。同等の出力で1インチ×1インチは、「海外ではあるが、国内では1インチ×2インチサイズが最小だった」(TDK)という。効率が91%に向上したことで、従来品に比べて実装面積を約50%低減できた。

 入力電圧範囲は、9〜36V、18〜76Vの2種類を用意した。従来品では、12V系の電源用には9〜18V品、24V系には18〜36V品、48V系には36〜76V品といったように、入力電圧ごとにシリーズをそろえる必要があった。CCGシリーズは入力電圧範囲を拡張しているので、例えば12V系と24V系を1品種(9〜36V品)でカバーすることが可能になる。そのため、設計者の負担を減らすことができる。さらに、従来の24V系では入力電圧範囲の下限値が18Vだったものが、CCGシリーズを使えば9Vになるので、これまでよりも長くバッテリーを使用できることになる。

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絶縁型DC-DCコンバータ「CCGシリーズ」。実装面積は、わずか1インチ×1インチである(クリックで拡大)

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