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TI、圧倒的な品ぞろえでIoT市場を攻略競合が3社合併しないと追い付けない(2/3 ページ)

Texas InstrumentsのシニアバイスプレジデントのSteve Anderson氏が来日し、成長が見込まれるIoT市場に重点を置く、同社アナログIC事業の戦略を語った。

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アナログICだけで5万種

 Anderson氏は、アナログIC市場でのTIの優位性は、製品構成の豊富さにあるとする。「アナログ製品だけで5万種の製品がある。アナログとともに、シグナルチェーンを構成する組み込みプロセッサを含めれば、約10万種となる。この製品ポートフォリオを競合他社が築くには、3社が合併しなければ実現できないほど」と絶対的な自信を見せる。


Texas Instrumentsの製品ポートフォリオのイメージ (クリックで拡大) 出典:Texas Instruments

 この豊富な製品構成を持って、挑むのがIoT市場だ。「ファクトリーオートメーション、ビルオートメーション、モータ駆動/制御、スマートグリッドといったIoT化が進む市場では、より高度な制御、高いエネルギー効率、高い信頼性、高い安全性という4つの要素が求められる。これら4つの要素全てがTIにはある」と需要拡大が見込まれるIoTに注力する理由を説明する。


アナログIC/組み込みプロセッシング事業で重点を置くIoT市場 (クリックで拡大) 出典:Texas Instruments

「シェア1位ないし2位」

 具体的には、センサー、アンプ、データコンバータ、プロセッサ、電源管理ICなど、IoT関連機器に必要なシグナルチェーン分野と電源管理分野の各種製品を網羅し「いずれの製品領域でも、シェア1位ないし2位のポジションにある」という強い製品群で新たな需要も取り込んでいく方針だ。


アナログIC/組み込みプロセッシング事業がカバーする主な製品 (クリックで拡大) 出典:Texas Instruments

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