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業績低迷にあえぐQualcomm、4700人を解雇へ:モバイルプロセッサの王者もついに(1/2 ページ)
Qualcommが苦戦している。少し前までは絶好調だったはずのスマートフォン市場での業績は、大幅に低下した。これを受け、同社は構造改革の一環として、全従業員の15%を削減するという。これは、約4700人に相当する。
Qualcommが、構造改革の一環として、従業員の15%を解雇するという。4700人相当の人員削減が行われる見込みだ。加えて、中核事業から外れる部門を切り離す可能性もあるという。Qualcommは2015年7月23日(米国時間)、これらのリストラにより、2016年までに14億米ドルを削減する計画を発表した。
他にも、
- 取締役の任期の短縮および新しい取締役の任命
- スマートフォンだけでなく、その周辺機器の分野で成長機会を探る
- 技術ライセンシング以外の分野での投資を減らす
- CDMA向け技術開発の投資を減らし、収益性がより高い分野にリソースを集中させる
などを、構造改革の計画として発表している。
Qualcommは、SoCのIP(Intellectual Property)の適用分野を、スマートフォン以外にも広げていきたい考えだ。コスト削減計画の対象は、ネットワーキング、モバイルコンピューティング、IoTとなっている。
Qualcommがいつ人員解雇を開始するのかは、明確にはなっていない。同社は、3万1300人の従業員を全世界に抱えている。そのうち、米国サンディエゴでは1万5000人、サンフランシスコでは3000人が勤務している。正社員の他、多数の非正社員も解雇されるとみられている。Qualcommは既に、2014年12月に約600人の人員削減を行っている。
さらに、場所は明らかになっていないが、複数のオフィスを閉鎖する。加えて、年間の株式報酬費用を3億米ドル削減するという。
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