がじぇるね出身“次世代ペンライト”が商品に!?:いつか店頭に並んでほしい……!(4/4 ページ)
ルネサス エレクトロニクスのMakers(メイカーズ)応援プロジェクト「がじぇるね」から、初の商品が誕生するかもしれない。その名も「きらきライト」。音楽に合わせてLEDの点灯パターンを変えたり、バーサライタとしても使えたりする、次世代の多機能ペンライトだ。
サクラ、クルミに続き、カエデも登場
ルネサスもMaker Faire Tokyo 2015に出展し、最新の電子工作用ボード「GR-TSUBAME」と「GR-KAEDE」を披露した。
GR-TSUBAMEは、“モーターを簡単に動かせるモジュール”というコンセプトの下、開発されたボードで、マイコン「RL78/G13」を搭載している。GR-TSUBAMEは約10Wまでのモーターの制御に適していて、速度や角度、トルクを制御できる。さらに、既存の開発ボードである「GR-SAKURA」や「GR-KURUMI」と組み合わせて使うことも可能だ。ルネサスによれば、現在はGR-TSUBAMEを約30人のユーザーに先行して使ってもらい、評価を行っているという。
GR-KAEDEは、GR-SAKURAやGR-KURUMIよりも高性能な、32ビットマイコン「RX64M」(R5F564MLCDFB)を採用している。4Mバイトの内蔵メモリと、512kバイトのRAMを搭載していて、最大10fps(フレーム/秒)のVGAクラスの画像処理が可能だ。オプションとして、カメラを搭載したモジュールもある。「人物を検知するライブラリを標準で搭載しているので、このカメラ付きモジュールを使えば1日くらいで、カメラを使ったアプリケーションを開発できる」(ルネサス)。RX64Mの動作周波数は96MHzである。ルネサスによると、100MHzクラスのマイコンを搭載した、気軽に使える安価な評価環境が欲しいという要望に応えて、GR-KAEDEが誕生したという。
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