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単一光子源方式で120km量子暗号鍵伝送に成功2020年以降に実用化へ(2/2 ページ)

東京大学、富士通、NECの3者は2015年9月28日、単一光子源方式を用いた量子暗号鍵伝送システムで「世界最長」という120kmの距離間での伝送に成功したと発表した。

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低ノイズ検出器と合わせて

 さらに3者は、低ノイズの超伝導単一光子検出器を用い単一光子源に最適化した光ファイバー量子暗号鍵伝送システムを開発。これに、高純度の1.5μm量子ドット単一光子源を組み込むことで、従来比2倍となる120kmという伝送距離での単一光子源方式による量子暗号鍵伝送に成功した。


開発した量子暗号鍵伝送システム (クリックで拡大) 出典:東京大学

 3者では、「今回の成果をもとに、今後は単一光子源を含めたシステムの小型化および高速化を進め、2020年以降に主要都市圏をカバーする盗聴不可能な高セキュア通信の実現を目指す」としている。

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