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映像にスマホをかざして情報取得、富士通が展示新しいサービスの登場に期待(1/2 ページ)

富士通は「CEATEC JAPAN 2015」で、映像とスマート端末を使った新しい情報配信サービスなどを紹介した。映像にスマートフォンをかざすと、その映像に関連する情報を取得できるというもので、さまざまな新しいサービスの登場につながりそうだ。

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 富士通は「CEATEC JAPAN 2015」(2015年10月7〜10日、幕張メッセ)で、映像とスマート端末を使った情報配信サービス「FlowSign Video」のデモを行った。これは、映像にスマートフォンやタブレット端末をかざすと、その映像に関連する情報を端末で取得できるというもの。例えば、通信販売の番組を見ていて気になる商品が出てきたときに、専用アプリを起動してスマートフォンをかざせば、通信販売サイトに接続されて商品の情報を調べられる、といったサービスが可能になる。

photophoto 気になる映像に、専用アプリを起動したスマートフォンをかざすと(左)、その映像に関連した情報を取得できる(右)(クリックで拡大)

 FlowSign Videoには、富士通研究所の「映像媒介通信技術」が使われている。映像信号のRGBの周波数を変え、人の目には検知できない映像の変化を加えることで、リンク情報を埋め込んでいる。埋め込まれたリンク情報が、専用アプリを起動したスマート端末によって認識されて、リンク先へと接続される仕組みだ。“目に見えないQRコード”のようなイメージである。

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人の目では認識できない映像の変化を加えて、リンク情報を埋め込んでいる 出典:富士通

生放送にも対応可能

 リンク情報はリアルタイムに埋め込むことができるので、生放送の番組にも対応できる。富士通は「生放送番組でプレゼントに応募するための情報を埋め込んだり、スポーツ番組で気になる選手の情報を取得するなど、さまざまな使い方ができる」と話す。「今は、テレビを見ていて気になることがあったら手元のスマートフォンで検索するという人が多いと思う。このサービスでは、その検索の手間を省きたい」(同社)。新しい形のCM・広告としても使うことができそうだ。

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「FlowSign Video」サービスの全体像 出典:富士通

 通信販売の大手ジャパネットたかたは、このFlowSign Videoを採用している。

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