ニュース
「iPad Pro」を分解:電池容量は「iPad Air 2」比で40%アップ(1/2 ページ)
2015年11月11日に世界40カ国以上で発売されたばかりの「iPad Pro」。Appleのタブレットでは最大となる12.9型のRetinaディスプレイを備える。モバイル機器の修理マニュアルを提供するiFixitが分解を行ったので、中身を紹介したい。
2015年11月11日、Appleの12.9型タブレット「iPad Pro」のオンライン直販が、米国、日本、中国など世界40カ国以上で始まった。
「iPad」シリーズではサイズが最大となるiPad Pro。12.9型のRetinaディスプレイは、2732×2048ピクセル(約264ppi)の解像度を持つ。プロセッサは「A9X」で、2014年10月に発表された「iPad Air 2」のプロセッサ「A8X」に比べて処理性能は1.8倍、グラフィックス性能は最大で2倍だという。MacおよびiOS端末向けの動画編集ソフトウェア「iMovie」で、4K動画のストリーミングを3本同時に行えるというから驚きだ。
Appleの発表会でも話題をさらったiPad Proがいよいよ発売されたとなれば、待ち遠しいのは「分解」である。その期待に応えて(?)、モバイル機器の修理マニュアルを提供するiFixitが早々に分解に着手し、その様子を公開した。
メインボードの搭載部品は?
では、本体のメインボードを見てみたい。
- 赤:iPad Proの心臓部、64ビットプロセッサのA9X
- オレンジ:SK Hynixの2GバイトLPDDR4 RAM(H9HCNNNBTUMLNR-NLH)
- 黄色:東芝の32GバイトNAND型フラッシュメモリ
- 緑色:InvenSenseの6軸ジャイロセンサー/加速度センサー「MP67B」
- 水色:NXP SemiconductorsのNFCコントローラ「65V10」
- 青色:NXP SemiconductorsのARM「Cortex-M0」マイコン
- 紫:Apple(Cirrus Logic)のオーディオコーデック「338S1213」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.