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「iPad Pro」を分解:電池容量は「iPad Air 2」比で40%アップ(2/2 ページ)
2015年11月11日に世界40カ国以上で発売されたばかりの「iPad Pro」。Appleのタブレットでは最大となる12.9型のRetinaディスプレイを備える。モバイル機器の修理マニュアルを提供するiFixitが分解を行ったので、中身を紹介したい。
メインボードの詳細を、さらに見ていきたい。
- 赤:Fresco Logicの4ポートUSB 3.0ホストコントローラ「FL1100」
- オレンジ:中国Universal Scientific IndustrialのWi-Fiモジュール
- 黄色:NXP Semiconductorsの「1610A3」
- 緑色:「343S00025-A1」と刻印されたIC
- 水色:「343S00052-A1」と刻印されたIC
- 青色:Maxim Integratedの「MAX98721CEWV」
- 紫:Fairchild Semiconductorの「FDMC 6683」
電池容量は、「iPad Air 2」に比べて40%アップ
iPad Proのバッテリーは、電圧が3.77V、容量が1万307mAhだという。つまり38.8Whとなる。iPad Air 2の27.62Whに比べて約42%増加している。iFixitは、「Microsoftの『Surface Pro 4』の電池容量は38.2Whと推定しているので、それと同等レベルだ」と分解記事でコメントしている。
iFixitは、iPad Proの修理のしやすさを、10段階中「3」と評価した(「10」が最も修理しやすい)。iPad Air 2では「2」だった。前機種よりも、ほんの少し修理しやすくなったようだ。
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