万年ダイエッターにささげる、“停滞期の正体”:世界を「数字」で回してみよう(22) ダイエット(3/10 ページ)
ダイエッターの心を蝕む最も大きな要素の1つに、「停滞期」があります。実際、停滞期から抜け出せずに挫折してしまったという方もいるのではないでしょうか。今回は、私たちダイエッターを悩ます“停滞期の正体”を、「超シンプル体重シミュレーション」という、エンジニア的な視点で探ってみましょう。
江端家メンバーの体重の推移
まずは、江端家におけるダイエットの推移をご覧いただきます。
ただし、江端<嫁>と江端<次女>から、体重そのものの記載は拒否されましたので、ダイエット開始時からの体重の比率で記載しています。
江端家ダイエットは、「間食を止める」「お代わりはしない」「高カロリー食品は避ける」という程度のもので、特別なことはやっていません。
ただ、「空腹時の苦痛を、どのように紛らわせるか」については、さまざまな方法を試しました。「ダイエットは長期戦に持ち込めたら勝ち」と、考えていたからです。
私の場合は、キムチやわさびなどの刺激物や、「あたりめ」のように固くて咀嚼の回数が多くなるもの、少量の蒸留系のアルコール(ウイスキーや焼酎、ビールと日本酒はNG)を組み合わせることで、空腹を紛らわせることができました。
時々、週末に家族でプールに泳ぎに行くこともありましたが、毎日ジョギングしたり、ジムに通うなどの運動は一切していません。
ですが、「毎日体重計に乗ること」と「体重をグラフに記載すること」の2つだけは、毎日家族にフォローして、1日足りともサボることを許しませんでした。
江端<嫁>、江端<次女>が、本ダイエットの最大の目標「小学校卒業式」の終了後、いきなり、減らなくなってきているのが分かります。ダイエットにおいては、具体的な目標がいかに重要であることを物語るものです。
しかし、ここで重要なことは、「体重が元の状態(比率1.0)に戻っていない」ということにあります。
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