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ICカードと紙幣に対応、残額を音声通知する財布SuicaやPASMOなどに対応

システムイオは2015年12月1日、視覚障がい者向けの財布「Wallet」の販売を開始した。

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 システムイオは2015年12月1日、視覚障がい者向けの財布型ポータブル紙幣識別機「Wallet」の販売を開始したと発表した。Walletは、日本銀行券の券面を光学的に読み取り、音声や振動で通知してくれる。「Suica」や「PASMO」といった交通系ICカードなどの残額も音声で通知してくれる機能もあり、容易に残額を確認できるという。

 Walletの識別可能な紙幣は、1000円/2000円/5000円/1万円である。紙幣を焦点距離のない近接カメラと読み取りスイッチで挟むことにより、紙幣の状態や方向に関係なく金額を認識できるという。交通系ICカードは、SuicaやPASMO以外の幅広い交通系ICに対応するだけでなく、「nanaco」や「Edy」といった流通系ICカードにも対応した。


財布型ポータブル紙幣識別機「Wallet」のイメージと断面図 (クリックで拡大) 出典:NEDO

 Walletの大きさは、177×25.5×84mm。重さは180gである。充電はACアダプタで行われる。なお、Walletは、NEDOプロジェクトの「課題解決型福祉用具実用化開発支援事業」(助成期間:2014〜2015年)によって実用化されている。

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