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インフィニオン、2015年度売上高は前年比34%増IRの買収が早くも功を奏す(2/3 ページ)

Infineon Technologiesが2015年度(2015年9月期)の業績を発表した。それによると、売上高は前年比34%増の57億9500万ユーロ。2015年1月に買収が完了したInternational Rectifier(IR)が、早くも利益に貢献しているとする。さらに、自動運転なども追い風となっている。

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自動運転車やEV/HEVが追い風に

 森氏は、Infineonが前年比34%増の売上高成長を遂げられた要因について、半導体のターゲット市場として堅調な伸びが期待されている「産業機器」「自動車」「ICカード」の3分野全てが、Infineonの注力分野と重複するからだと説明する。

堅調な成長が期待される分野
堅調な成長が期待される分野(クリックで拡大) 出典:Infineon
Infineonのレーダーチップ
Infineonのレーダーチップ

 特に自動車分野では、ADAS(先進運転支援システム)および自動運転、電気自動車(EV)/ハイブリッドカー(HEV)、インターネットへの接続性、セキュリティの4つが大きなトレンドとなっていて、それら全てにInfineonの製品を提供できることは、同社の成長をけん引すると森氏は強調する。自動運転車では、自動運転のレベルに合わせて、カメラ、レーダー/ライダー、センサー、センサーフュージョン向けICなど、1台のクルマに搭載される半導体の量が増えていく。EV/HEVも、内燃自動車に比べてパワー半導体やマイコン、センサーを使う量が増える。これらの半導体一式を提供できるInfineonにとって、自動運転車やEV/HEVは追い風となるのだ。

自動運転で使われる半導体の量
自動運転車では、自動運転のレベルが高くなるにつれて、使われる半導体の量が増えていく。数値はInfineon独自の試算による(クリックで拡大) 出典:Infineon

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