半導体業界 拡大の鍵握るIoTを写真で振り返る:SEMICON Japan 2015 特別展「World of IoT」(2/3 ページ)
マイクロエレクトロニクス製造サプライチェーンの国際展示会「SEMICON Japan 2015」が、2015年12月16〜18日の3日間にかけて、東京ビッグサイトで開催された。中でも、注目だったのは特別展「World of IoT」である。本記事では、その一部を写真で紹介する。
Webサービスをコントロールできる鍵型スイッチ
次に紹介するのは、Cerevoの鍵型スイッチ「Hackey」である。Hackeyは、Wi-Fiによってインターネットに接続され、付属の鍵をひねることで「IFTTT」や「Zapier」などを通じて、Webサービスを操作することができる。ヤフーが2015年7月に発表したIoTプラットフォーム「myThings」にも2015年12月16日に対応したと発表している。
あらゆる作業の腰負担を補助する「マッスルスーツ」
次に紹介するのは、東京理科大学発のベンチャー企業イノフィスが開発した、あらゆる作業で腰の負担を軽減する「マッスルスーツ」である。マッスルスーツは、ゴムチューブを筒状のナイロンメッシュで包んで両端をかしめた人工筋肉を用いている。人工筋肉に空気を送って収縮させることで、腰の負担を約1/3に軽減するという。
セコムによるドローンサービス
次に紹介するのは、セコムが2015年12月11日から開始した「セコムドローン」のサービスである。2015年12月10日に施行された改正航空法に伴い、サービスの提供が開始された。不審車/不審人物特定の決め手になる自動車のナンバーや、人の顔や身なりの情報は、監視カメラや従来のセキュリティサービスでは不鮮明な場合が多かったという。
説明員によると、「セコムドローンは、従来のセキュリティサービスでは追うことができなかった“空白の期間”を埋めるサービス」という。セコムドローンは、監視カメラとLEDライトを搭載し、侵入/異常発生時に対象の自動車や人に上空から接近する。接近後、車のナンバーや人の顔や身なりなどを撮影し、その画像を無線通信でセコムのコントロールセンターに送ることで、不審車/不審人物の追跡/確保に役立てられるという。
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