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時計だけじゃない、これからは“着る”健康管理?「ウェアラブルEXPO」写真レポート(2/3 ページ)

ウェアラブル端末の活用と技術の総合展「ウェアラブルEXPO」が、2016年1月13〜15日の会期で行われている。本記事は、展示で注目を集めた“着る”タイプのウェアラブルシステムを紹介する。

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セメダイン

 セメダインは、接着剤に金属の粉を混ぜて導電性を持たせた「SX-ECA」を布にプリントし、LEDチップを実装した「光る着物」を展示した。着る用途では、洗濯などの対応に課題があるため難しいが、SX-ECAを用いた接続技術の開発を進め、医療やヘルスケア用途でのセンサーデバイス/ウェアラブルデバイスへの展開を行っていくという。


セメダインが展示した「光る着物」 (クリックで拡大)

接着剤に金属の粉を混ぜて導電性を持たせた「SX-ECA」。布に簡便に導電性を付与でき、かつ布への接着・追従性に優れるという (クリックで拡大)

BIOSERENITY

 フランスのBIOSERENITYが展示したのは、てんかんの症状を事前に予測する着衣型ウェアラブルシステムである。心電や筋電、呼吸状況、脳波の情報をもとに、てんかんの発作が起こるかどうかが事前に分かる。データの状況が危なくなってきたら、帽子型のウェアラブルをかぶることで、発作が起きる約17分前に正確な予測ができるという。

 説明員は、「同製品は、2016年1月にフランスで認可を取得し、10カ所の病院と既に契約して導入を進めている。日本でもこれから展開させていく予定だ」と語る。

BIOSERENITYが展示したてんかん患者用の着衣型ウェアラブル (クリックで拡大)

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