コラム
Apple vs FBI セキュリティ専門家はApple支持:iPhoneロック解除拒否問題(2/2 ページ)
銃乱射事件の捜査のため、「iPhone」のセキュリティロックを解除するようFBIから要請されたAppleは、これを拒否した。Appleの対応を、2人のセキュリティ専門家は「正しい」との見解を述べている。
テロを企てている人物だった場合には?
あるロビー団体は、裁判所命令が出された日から1週間後となる2016年2月23日午後5時半(現地時間)に、Apple Storeでの抗議行動を行うとして、参加を呼びかけている。同団体は2016年2月17日に、サンフランシスコのApple Storeで抗議行動を行ったところだ。
NPO(非営利団体)である「Fight for the Future」でキャンペーンディレクターを務めるEvan Greer氏は、「政府が(セキュリティにおける)自分たちの思惑を押し通すためにサンバーナーディーノの悲劇を利用していることは、恥ずべきことだ」と主張している。
では、もし捜査の対象が、サンバーナーディーノの事件のように既に死亡している場合ではなく、テロ行為を企てているとされる生きている人物だった場合であれば、どうだろうか。Hinden氏は、「それでもAppleは拒否するだろう」との見解を示しつつ、「極めて難しい決断になるだろう」と付け加えた。
皆さんは、どうだろうか。
【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】
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