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エリクソン、IoTビジネスのパートナーに「MWC 2016」レビュー(3/3 ページ)

Ericssonは、「Mobile World Congress 2016」の会場で、「5G(第5世代移動通信)」「クラウド」「IoT(モノのインターネット)」という重点3領域を中心に、具体的な事例やデモを交えて最新技術を紹介した。

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プロフェッショナルサービスも提供

 IoT関連の応用分野は多岐に亘る。このため、「システムが複雑」「専門家がいない」「まだ需要が本格的に立ち上がっていない」といったビジネス上の課題を抱えている企業も多い。これに対して同社は、通信事業者に対する通信インフラのソリューションのビジネスに加えて、プロフェッショナルサービスの提供にも注力する。

 その1つとして2016年2月に発表した、移動体通信業者が複数のOTT(Over-The-Top)プレーヤーのサービスに接続できるオープンクラウドサービス「OTTクラウドコネクト(OCC)」を挙げる。例えば、バス停において、いくつか設置されたディスプレイ装置には、バスの運行情報や広告が表示される。場合によってはバス利用者が大画面ディスプレイでゲームを楽しむこともできるという。

 無線ユニットやビーコン、監視カメラ、各種センサーなどは、バス停の屋根やポールなどに組み込むことができる。各種センサーからの情報はクラウド側で収集/分析し、顧客サービスなどに向ける。こうしたシステム開発を比較的容易に行えるよう支援していく。


OTTプレーヤーのサービスも取り込んだ、新しいバス停のイメージ (クリックで拡大) 出典:エリクソン・ジャパン

 この他、車両を中心に、運転者や自動車メーカー、サービスプロバイダーなどが情報を共有/活用することで、サービスの質を向上させる「コネクテッドビークルクラウド」サービスなどの応用事例を紹介した。

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