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M2Mゲートウェイ装置、異種PLCを同時に接続可能組込みシステム開発技術展

コンテックは、「第19回 組込みシステム開発技術展」で、マルチベンダー対応のPLCデータ収集装置「M2M Gateway for PLC」などを展示した。

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 コンテックは、「第19回 組込みシステム開発技術展」(2016年5月11〜13日、東京ビッグサイト)において、マルチベンダー対応のPLCデータ収集装置「M2M Gateway for PLC」などを展示した。異なるメーカーのPLCを同時に接続し、同社が提供するクラウドサービスで、データの蓄積や可視化を可能とする。

 製造現場では、IoTを活用してモノづくりを革新していこうという機運が高まっている。ところが、工場の設備機器は、装置自体やその導入時期によって制御するPLCのメーカーやモデルが異なる場合も少なくない。こうした場合、各装置の稼働状態を示すデータなどを収集し、工場単位で一元管理することは難しかった。製造現場にはPLCで制御されていない装置や設備もあるという。

 2016年6月1日より発売するM2M Gateway for PLCは、既存工場でIoT化を推進する際に生じる、こうした課題に対応して開発された製品である。新製品は1台で、三菱電機製とオムロン製のPLCを同時に接続することができる。各社Modbus機器にも対応した。最大10系統のイーサネット/計算機リンクと接続し、データを収集することができるという。なお、上位ルーターとの接続方法によって3GモデルとLANモデルを用意している。


マルチベンダー対応のPLCデータ収集装置「M2M Gateway for PLC」の外観

 新製品は、同社が提供しているクラウドサービス「CONPROSYSクラウドデータサービス」に対応している。このサービスを利用すれば、長期間のデータ蓄積が可能となり、データの可視化を行うこともできる。2016年12月末までのキャンペーン期間中は無料で利用することができるという。

 これとは別に、PLCプログラミング言語の世界標準規格である「IEC 61131-3」に準拠した産業用コントローラの新製品「CONPROSYS PACシリーズ」もデモ展示を行った。EtherCAT及びModbusのフィールドネットワークに対応した製品である。世界共通のプログラミング言語を用いることで、PLCの機能を比較的容易にカスタマイズできるという。

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